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2020.06.11
植物の生の哲学 (紙版)
混合の形而上学
- 形式・仕様:
- 紙版 電子版
世界に在る=世界と混合し、世界をつくる――動物学的である西洋哲学の伝統を刷新し、植物を範型とした新しい存在論を提示する。
著者 | エマヌエーレ・コッチャ 著 嶋崎 正樹 訳 山内 志朗 解説 |
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ジャンル | 哲学・思想・倫理 |
出版年月 | 2019年8月 |
ISBN | 978-4-326-15461-6 |
判型・ページ数 | 4-6・228ページ |
定価 | 3,520円(税込) |
在庫 | 在庫あり |
種が落ちた場所から動くことなく一生を過ごす植物は、光合成により酸素を作り出し、あらゆる生物が住まう環境を整える。つまり植物は世界と溶け合い、世界を作り出し、世界に存在している。動物の哲学も存在論的転回もやすやすと超えて、植物の在り方から存在論を問い直す哲学エッセイ。モナコ哲学祭賞受賞作。山内志朗解説。
I プロローグ
1 植物、あるいは世界のはじまり
2 生命領域を拡張する
3 植物、または息づく精神
4 自然の哲学のために
II 葉の理論──世界の大気
5 葉
6 ティクターリク・ロゼアエ
7 空気のただ中で──大気の存在論
8 世界の息吹
9 すべてはすべての中に
III 根の理論──天体の生命
10 根
11 最も深いところにあるもの、それは天体である
IV 花の理論──理性のかたち
12 花
13 理性とは性のことである
Ⅴ エピローグ
14 思弁的独立栄養について
15 大気のごとくに
注
解説[山内志朗]
1 植物、あるいは世界のはじまり
2 生命領域を拡張する
3 植物、または息づく精神
4 自然の哲学のために
II 葉の理論──世界の大気
5 葉
6 ティクターリク・ロゼアエ
7 空気のただ中で──大気の存在論
8 世界の息吹
9 すべてはすべての中に
III 根の理論──天体の生命
10 根
11 最も深いところにあるもの、それは天体である
IV 花の理論──理性のかたち
12 花
13 理性とは性のことである
Ⅴ エピローグ
14 思弁的独立栄養について
15 大気のごとくに
注
解説[山内志朗]
不思議な魅力に溢れている。形而上学と銘打っているが 植物・自然・地球・物・ヒトの世界論的関係を語っている。Metaphysicsというよりもphysics(自然の理)を叙事詩として表しているようだ。言い様のない感動に包まれた。(無職 73才)
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