植物の生の哲学 (紙版)

混合の形而上学

植物の生の哲学
形式・仕様:
紙版 電子版

世界に在る=世界と混合し、世界をつくる――動物学的である西洋哲学の伝統を刷新し、植物を範型とした新しい存在論を提示する。

著者 エマヌエーレ・コッチャ
嶋崎 正樹
山内 志朗 解説
ジャンル 哲学・思想・倫理
出版年月 2019年8月
ISBN 978-4-326-15461-6
判型・ページ数 4-6・228ページ
定価 3,520円(税込)
在庫 在庫あり

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種が落ちた場所から動くことなく一生を過ごす植物は、光合成により酸素を作り出し、あらゆる生物が住まう環境を整える。つまり植物は世界と溶け合い、世界を作り出し、世界に存在している。動物の哲学も存在論的転回もやすやすと超えて、植物の在り方から存在論を問い直す哲学エッセイ。モナコ哲学祭賞受賞作。山内志朗解説。
I プロローグ
 1 植物、あるいは世界のはじまり
 2 生命領域を拡張する
 3 植物、または息づく精神
 4 自然の哲学のために

II 葉の理論──世界の大気
 5 葉
 6 ティクターリク・ロゼアエ
 7 空気のただ中で──大気の存在論
 8 世界の息吹
 9 すべてはすべての中に

III 根の理論──天体の生命
 10 根
 11 最も深いところにあるもの、それは天体である

IV 花の理論──理性のかたち
 12 花
 13 理性とは性のことである

Ⅴ エピローグ
 14 思弁的独立栄養について
 15 大気のごとくに


解説[山内志朗]
不思議な魅力に溢れている。形而上学と銘打っているが 植物・自然・地球・物・ヒトの世界論的関係を語っている。Metaphysicsというよりもphysics(自然の理)を叙事詩として表しているようだ。言い様のない感動に包まれた。(無職 73才)

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