帝国とヨーロッパのあいだで (紙版)

イギリス外交の変容と英仏協商 1900-1905年

帝国とヨーロッパのあいだで
形式・仕様:
紙版 電子版

「光栄ある孤立」はもう持たない──イギリス外交の転換点となり、二度の世界大戦の遠因ともなった知られざる交渉に光を当てる。

著者 谷 一巳
ジャンル 政治
出版年月 2021年12月
ISBN 978-4-326-30308-3
判型・ページ数 A5・388ページ
定価 6,270円(税込)
在庫 在庫あり

この本への感想・お問い合わせ

1904年、イギリスは長年対立してきたフランスと英仏協商を締結した。本書は、この協定締結に焦点を当て、20世紀初頭のイギリス外交を帝国防衛と欧州勢力均衡との連関という視点から検討するものである。イギリスが「光栄ある孤立」から脱却し、欧州国際政治が硬直化していくさまを、ランズダウンの外交交渉を軸に活写する。
序章 二〇世紀初頭における国際政治の転換

第1章 「光栄ある孤立」の動揺と終焉、一九〇〇―一九〇二年
 1 世紀転換期の大英帝国
 2 外交政策の転換
 おわりに――「光栄ある孤立」の先へ

第2章 新時代の到来と英仏接近の萌芽、一九〇二―一九〇三年
 1 帝国の新時代
 2 英仏接近の萌芽
 おわりに――新時代の到来と英仏協商への助走

第3章 英仏協商の締結とモロッコ、一九〇三―一九〇四年
 1 モロッコ問題の浮上
 2 英仏協商とモロッコ
 3 英仏協商の締結とその影響
 おわりに――領土的補償をめぐる危機と極東情勢の影響

第4章 日露戦争による制約と大国間関係の再編、一九〇四―一九〇五年
 1 英仏協商交渉と日露戦争の勃発
 2 日露戦争初期における難題
 3 バルチック艦隊の航海をめぐる危機
 4 日露戦争の終結と三国協商の展望
 おわりに――極東での戦争、ヨーロッパへの余波

第5章 第一次モロッコ事件と英仏協商の深化、一九〇五年
 1 タンジール事件とデルカッセの失脚
 2 国際会議への道と英仏間の紐帯の確認
 おわりに――危機から深化の機会へ

終章 英仏協商の意義――イギリス外交の新たな伝統として

あとがき
参考文献一覧
人名索引
事項索引

関連書籍

ご注文

6,270円(税込)

個人情報の取扱いについて

このサイトでの購入手続きにおける個人情報の取扱いについて下記リンク先にてご案内しております。
『商品購入における個人情報の取扱いについて』

商品をご購入いただく際はこちらに同意をしたうえでお支払方法(クレジットカードまたは代金引換)をお選びください。

ネット書店で購入する

  • 楽天ブックス
  • Amazon
  • 紀伊國屋書店
  • honto
  • ヨドバシ.com
  • bookfanプレミアム
  • セブンネットショッピング
  • Honya Club.com
  • e-hon 全国書店ネットワーク
  • HMV&BOOKS online
  • TSUTAYA online

シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加