-
2022.09.22
啓蒙と教育 (紙版)
臨床的人間形成論から
- 形式・仕様:
- 紙版 電子版
教育は人類の自己啓蒙の重要な一環である。臨床的人間形成論の構築過程をより広範な歴史のうちに位置付け、達成点と課題を展望する。
著者 | 田中 毎実 著 |
---|---|
ジャンル | 教育・心理 |
シリーズ | シリーズ教育・心理 > 教育思想双書〈第2期〉 |
出版年月 | 2021年2月 |
ISBN | 978-4-326-29915-7 |
判型・ページ数 | 4-6・496ページ |
定価 | 4,950円(税込) |
在庫 | 在庫あり |
急速に変動する社会では、子どもや青年のみならず大人もまた、不断の生成を迫られる。その状況で求められるのは、子どもの「発達」や大人の「教育」を対象的に把握する理論ではなく、「ライフサイクルを通しての生成」と「世代間の相互生成」へ積極的にコミットする臨床的な人間形成論である。著者による臨床的人間形成論の集大成。
◎けいそうビブリオフィルで本書の一部内容を公開しています。
https://keisobiblio.com/2021/03/30/atogakitachiyomi_keimoutokyouiku/
◎けいそうビブリオフィルで本書の一部内容を公開しています。
https://keisobiblio.com/2021/03/30/atogakitachiyomi_keimoutokyouiku/
はしがき
序章 啓蒙と臨床――臨床的人間形成論の確立のために
はじめに
一 本書の課題と構成
二 啓蒙の野蛮化へ向き合う
三 歴史としての啓蒙と運動としての啓蒙
四 「にもかかわらず啓蒙」へ
第一章 遠野、花巻、盛岡 一九一〇年
はじめに
一 〈遠野、花巻、盛岡 一九一〇年〉の時空間
二 離郷する自我――石川啄木
三 帰郷する自我――佐々木喜善
四 旅する自我――柳田国男
五 遍歴する自我――高村光太郎
六 里を二重視する自我――宮沢賢治
おわりに
第二章 死者との実存協同――田邊元
はじめに
一 科学と教育――ロゴスの行方
二 絶対媒介の意義と疑義
三 種の論理――個と悪の行方
四 懺悔道の哲学――自力の行方
五 「死の哲学」と「死者との実存協同」
第三章 生命鼓橋の世代間作り渡し――森 昭
はじめに
一 啓蒙と自律、臨床化と公共性
二 著作を読む(Ⅰ)――『教育人間学』へ
三 著作を読む(Ⅱ)――『教育人間学』
四 著作を読む(Ⅲ)――『人間形成原論』へ
五 教育的公共性へ――文体と関係構築
六 「死者との実存協同」から世代継承的公共性へ――田邊元と森昭
第四章 世代継承的公共性の生成――大学教育に焦点づけて
はじめに
一 問題としての大学教育
二 大学における教員養成と公共性
三 女子大学における教員養成
終章 啓蒙の野蛮化に抗して世代継承的公共性を紡ぐ
一 啓蒙の弁証法へ向き合う
二 生成する公共性
三 教育的公共性と「半身の構えの連携」
四 世代継承的公共性を紡ぐ
五 「祈り」としての啓蒙と世代継承的公共性の生成
あとがき
文献
事項索引
人名索引
初出一覧
序章 啓蒙と臨床――臨床的人間形成論の確立のために
はじめに
一 本書の課題と構成
二 啓蒙の野蛮化へ向き合う
三 歴史としての啓蒙と運動としての啓蒙
四 「にもかかわらず啓蒙」へ
第一章 遠野、花巻、盛岡 一九一〇年
はじめに
一 〈遠野、花巻、盛岡 一九一〇年〉の時空間
二 離郷する自我――石川啄木
三 帰郷する自我――佐々木喜善
四 旅する自我――柳田国男
五 遍歴する自我――高村光太郎
六 里を二重視する自我――宮沢賢治
おわりに
第二章 死者との実存協同――田邊元
はじめに
一 科学と教育――ロゴスの行方
二 絶対媒介の意義と疑義
三 種の論理――個と悪の行方
四 懺悔道の哲学――自力の行方
五 「死の哲学」と「死者との実存協同」
第三章 生命鼓橋の世代間作り渡し――森 昭
はじめに
一 啓蒙と自律、臨床化と公共性
二 著作を読む(Ⅰ)――『教育人間学』へ
三 著作を読む(Ⅱ)――『教育人間学』
四 著作を読む(Ⅲ)――『人間形成原論』へ
五 教育的公共性へ――文体と関係構築
六 「死者との実存協同」から世代継承的公共性へ――田邊元と森昭
第四章 世代継承的公共性の生成――大学教育に焦点づけて
はじめに
一 問題としての大学教育
二 大学における教員養成と公共性
三 女子大学における教員養成
終章 啓蒙の野蛮化に抗して世代継承的公共性を紡ぐ
一 啓蒙の弁証法へ向き合う
二 生成する公共性
三 教育的公共性と「半身の構えの連携」
四 世代継承的公共性を紡ぐ
五 「祈り」としての啓蒙と世代継承的公共性の生成
あとがき
文献
事項索引
人名索引
初出一覧
関連書籍
-
定価 3,080円(税込)
-
続 日本教育学の系譜(紙版)
定価 4,400円(税込)
関連記事
ご注文
4,950円(税込)