哲学から〈てつがく〉へ! (紙版)

対話する子どもたちとともに

哲学から〈てつがく〉へ!
形式・仕様:
紙版 電子版

お茶の水女子大学附属小における「てつがく」の授業実践をもとに、子どもたちが豊かな対話を通して思考を深める様子を描き考察する。

著者 森田 伸子
ジャンル 哲学・思想・倫理
出版年月 2021年2月
ISBN 978-4-326-15471-5
判型・ページ数 4-6・228ページ
定価 2,420円(税込)
在庫 在庫あり

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「時間はなぜあるのだろう」「物があるとはどういうことか」「自由とは何か」「対話するってどういうこと?」──子どもたちが互いの考えを聴きあいつつ、自明と思われる価値や事柄を問い直し考え続ける「てつがく」の学び。その授業実践を参照しながら、主体的な市民を育成するための、学校における哲学教育のあり方を考える。

◎けいそうビブリオフィルで本書の一部内容を公開しています。
あとがきたちよみ『哲学から〈てつがく〉へ!』
はじめに

第一章 時間について
 日常の時間─時計とタイマー
 人間が作った時間
 流れ去る時間
 時間の「仕切り」
 時間の仕切りを無くしてみる
 時間のない世界
 仕切りのない時間─量子の世界?
 仕切りのない時間を生きる

第二章 地球はなぜあるのだろう?
 「世界」と「地球」
 地球は生き物のためにある
 地球は単に隕石がくっついてできた
 「考える者」がいなかった時間に起きた「奇跡的な」出来事

第三章 「物がある」とはどういうことか
 「ある」のさまざまな位相─「ある」と「いる」
 石はあるか
 「他人の証言」によって「ある」とわかるもの─自分の心臓・火星
 それは本当に「この」石か?
 世界には必ず何かがある

第四章 夢について
 夢─このおかしなもの
 夢の始まりと終わり
 夢の健忘症
 夢の中の自分
 夢の不自由さ─空想や想像と夢のちがい
 脳で見る夢と、目で見る現実
 夢の世界と現実の世界─一人で見る世界とみんなで作る世界
 脳・意識・自由
 夢の世界、現実の世界、どちらが自由?

第五章 自由について──何が人間を不自由にするのか
 不自由がなければ自由はない
 何が人間を不自由にするのか
 不自由は存在しない!
 良い・悪いと自由・不自由
 ルールと自由・不自由
 究極の自由
 「思い込み」と不自由
 良いと思うことと、良いとは何かを考えること
 私たちに、すべての良い悪いがわかるのか?
 良い不自由
 子どもの「てつがく」

第六章 ロボットに心を持たせても良いか
 新しい問い─「……とは何か」から「……しても良いか」へ
 前提の問い─「心とは何か」
 心を持ったロボット─人工知能から人工意識へ
 心を持つロボット─人間にやさしいロボット?
 道徳的な心を持ったロボット?
 ロボットの心─感情と行動
 ロボットの怒り
 「自分」の中にある「心」
 再び、心はどこにあるのか

第七章 お金持ちは幸せか──どうしてお金はあるのか
 お金持ちは不幸になる?
 最初の問い─なぜお金が欲しいのか
 お金持ちの不幸せ
 お金がない不幸せ─ホームレスという不幸
 「家」とは何か
 一般人とお金

第八章 対話するってどういうこと?
 発言しないことは悪いことなのか?
 足して答えになる
 問いが深まることと広がること
 池があるとする
 なぜ海はあるのか

終 章 「てつがく」の時間
 ひとりでする哲学と二人でする哲学
 学校という場所
 みんなでする「てつがく」

おわりに

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