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関口涼子・古川日出男・管 啓次郎 朗読会 「渡り鳥わたれ」
鳥が渡るように、言葉も渡っていきます。
土地が揺らされ、波にあらわれた後、わたしたちの言葉も、
さまざまな場所に渡っていきました。
今回はその一部をお届けしたいと思っています。
フランスに渡った古川さんのテキストも、再び東京に連れてきました。
二カ国語での朗読、お楽しみ下さい。
関口涼子
一、忘れないこと。
一、忘れてしまうことを咎めたてないこと。
一、できれば想い起こさせること。
一、慰撫すること。
一、そんなことが可能かどうかなんて、みじんも疑わないこと。
渡れ。
古川日出男
私たちの土地は植物はどうなってしまったのか。
動物は人はどうなってゆくのか。
心はまだあるのか、海は空は森は。
獣たち鳥たちとのひそかな連帯を始めるときがきた。
馬と牛、鳥と魚、犬たち猫たち、すべての動物。
生命への呼びかけを声が求め声が探している。
管 啓次郎
【 イベント概要 】
昨年の春におこった大きな出来事。それに言葉や声で応えるとはどういうことでしょうか。
詩人で翻訳家の関口涼子さん、小説家・古川日出男さん、詩人でエッセイストの管啓次郎さんは、震災直後から、フランスで、東京、福島、岩手、宮城など日本各地で、一人であるいは誰かとともに、執筆と朗読をつづけ、この問いに向かいあってこられました。
今回のイベントでは、それぞれの朗読に戸島さや野さんの豊かなヴァイオリンが加わります。古川さんの著作『馬たちよ、それでも光は無垢で』の仏訳協力者・関口さんと著者ご本人との日仏語朗読も実現します。言葉と声と音のつらなりや重なりがわたっていく先を、ぜひ見届けにいらしてください。
朗読:関口涼子[ 詩人、翻訳家 ]
古川日出男 [ 小説家 ]
管 啓次郎[ 詩人、比較文学者、明治大学教授 ]
演奏:戸島さや野[ ヴァイオリン ] 音響:小池アミイゴ
日時:2012年11月24日(土曜日)
18:00( 開場受付 17:30 )~ 20:00 終演予定
会場:Rainy Day Bookstore & Cafe
東京都港区西麻布2-21-28 スイッチ・パブリッシングB1F(表参道駅)
入場料: 予約 2,000 円 当日 2,500 円(税込・自由席)
*別途、ドリンクのオーダーをお願いいたします。
【 参加予約受付中 】
イベント参加方法 参加予約はメールにてお願いいたします
メール:ticket@switch-pub.co.jp
*メールタイトル「 11月24日 イベント参加希望 」としていただき、
メール文面に氏名、職業、電話番号、参加人数(お連れ様の氏名)をお書き添えください。
後日、こちらからメールにて予約承りの返信をいたします。
*携帯電話メールアドレスにてメール送信の場合、こちらからの返信を受信出来るように
受信設定の確認をお願いいたします。
メールができる環境にない方は電話予約も可? TEL:03-5485-2134
Rainy Day Bookstore & Cafe/13:00~21:00 土~18:00 <日祝定休>
*座席数に限りがありますので、定員になり次第閉め切らせていただきます。
また、ご予約後のキャンセルは基本的にお受け出来ません。予めご了承ください。
万が一、ご予約キャンセルを希望される際は必ずご一報いただけますようお願いいたします。