『ジオコスモスの変容:デカルトからライプニッツまでの地球論』刊行記念トークショー

イベント情報 - 2017.02.08

当イベントは終了しました。ご来場ありがとうございました。

「デカルトからライプニッツまでの地球像――17世紀ヨーロッパの科学革命におけるジオコスモス」
ヒロ・ヒライ(BH叢書・監修)×山田俊弘(東京大学研究員)

哲学と歴史を架橋し、テクスト成立の背景にあった「知のコスモス」に迫るインテレクチュアル・ヒストリー。
その魅力を紹介する「bibliotheca hermetica(ヘルメスの図書館)」叢書の第4回配本は、
ジオコスモスの変容:デカルトからライプニッツまでの地球論』(2月下旬刊行予定)です。

近代科学の創始者であるガリレオやニュートンといった学者たちが活躍した17世紀は、科学革命の時代と呼ばれています。
天動説と地動説をめぐって論争が繰り広げられた時代です。地動説によって地球が世界の中心ではなく、惑星のひとつになってしまうことは、世界観そのものの大きな変容でした。この大変革期に、デカルト、キルヒャー、スピノザ、ライプニッツといった知識人たちは、化石、鉱物、火山活動、気象といったものから、地球がどのようなものだと考えていたのでしょうか。デンマーク人ステノを案内人に、「ジオ・コスモス」(大地の世界)観の変容というこの壮大な旅路へご案内します。

【日時】3月8日(水)19時~21時(開場18時30分)
【場所】本屋 EDIT TOKYO  東京都中央区銀座5-3-1 ソニービル6F http://www.edit-tokyo.com/ 
【入場】2000円(ドリンク付)
【予約】こちらよりお申込ください→ http://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01qbncynn50c.html

【登壇者プロフィール】
ヒロ・ヒライ
ルネサンス思想史。Early Science and Medicine誌編集補佐。学術ウェブサイトbibliotheca hermetica(略称BH)を主宰。リール第三大学にて博士号(哲学・科学史)取得。著作にMedical Humanism and Natural Philosophy (Brill, 2011)。編著に『知のミクロコスモス』(中央公論新社、2014年)ほか。

山田俊弘
科学史・科学教育。東京大学大学院教育学研究科研究員、大正大学非常勤講師。東京大学大学院博士課程修了(博士(学術))。訳書にステノ著『プロドロムス』(東海大学出版会、2004年)、共訳書にプリンチペ著『科学革命』(丸善、2014年)、共著にヒロ・ヒライ編『ミクロコスモス』(月曜社、2010年)など。

シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加