ルネサンスの精神史を読み解く

ルネサンス期を中心とした初期近代の精神史研究に、今あらためて注目が集まっています。
哲学・思想史、宗教史、科学史、芸術史など様々な研究・学問分野が重なり合い、交差しながら、錬金術、占星術、ヘルメス主義など、ルネサンス期の多面的な世界観・宇宙観の内実に迫り、またその中で生み出された芸術作品や芸術理論を解き明かす野心的かつ魅力的な研究が、西欧を中心にこれまで数多くなされてきました。

そして日本でも、平井浩編『ミクロコスモス』(月曜社)や、F・イエイツ『ジョルダーノ・ブルーノとヘルメス教の伝統』(工作舎)など、注目の、また待望の書籍がつづけて刊行されています。
小社で2007年に刊行したA・グラフトン
『カルダーノのコスモス』も、その一連の精神史研究に位置づけられる主要作品のひとつです。この機会に、分野横断的であるがゆえに関連性の見えにくかった書籍をまとめて紹介すべく、ルネサンスの精神史を読み解くブックガイドを作成しました。ぜひご活用ください。

ルネサンスの精神史を読み解くブックガイド

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