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ニューカマーの子どものいる教室

教師の認知と思考

ニューカマーの子どものいる教室

外国人の子どものいる教育現場で、教師はいかなる葛藤を経験しているのか。実践過程における教師の認知と思考、対処方略を分析する。

著者、編者、訳者など 金井香里
ジャンル 教育・心理
ISBN 978-4-326-25074-5
出版年月 2012年2月
判型・ページ数 A5判・280ページ
定価 本体4,000円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

本書は、ニューカマーの子どもに対する教師の日々の実践を、参与観察をもとに詳細に描く。子どもに対して付与する表象、対処を思考する中で経験する葛藤、対処方略を構築し採用する過程で経験する葛藤、という三つの次元で考察する。ここには、教室で子どもと対峙する多くの教師が経験する、葛藤と困難の克服への示唆が含まれている。

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目次

序文[佐藤学]
はしがき

序章 ニューカマーの子どものいる教室――教師の経験世界を問う視座
 1 ニューカマーの子どもをめぐる教師の経験世界――本書の主題
 2 先行研究の検討
 3 教師の経験世界への接近
 4 調査の対象と方法
 5 本書の構成

第Ⅰ部 差異に対する教師の認知――陥穽
 はじめに

第一章 ボーダーの形成と調整――分析の枠組み
 1 教室における文化の差異と教師
 2 文化の差異――可視性の度合いという観点
 3 文化の差異に対する教師の対処

第二章 差異が隠蔽されるメカニズム――ボーダーの置き換えと解消
 1 文化の差異が教師には見えにくくなるという事態
 2 ボーダーの置き換えと解消
 3 差異に対する教師の認知と対処

第三章 複数の表象の様式の間における競合――「○○人」「日本生まれ日本育ち」という表象のもつ作用
 1 教師内部における意味をめぐる競合
 2 子どもの言動に対する教師の意味づけ――複数の表象間の競合ならびに表象のもつ作用

第Ⅱ部 実践における教師の思考――葛藤
 はじめに

第四章 実践における教師の思考――葛藤を分析するための枠組み
 1 教師の葛藤と子どもの学びの経験への作用
 2 専門的知識の風景におけるさまざまな物語――「履行すべき物語」「生きられた秘密の物語」「カバー・ストーリー」
 3 教師の経験する葛藤
 4 教師の模索

第五章 子どもへの対処をめぐる教師の葛藤と困難
 1 教師の困難――二つのレベルにおける葛藤への着目
 2 教師の葛藤と解決への模索

第Ⅲ部 実践における教師の思考――対処方略の構築と採用における葛藤
 はじめに

第六章 実践における教師の思考――対処方略の構築
 1 教師の葛藤と対処方略の構築
 2 教師の編み出すさまざまな対処方略

第七章 対処方略の構築と採用をめぐる教師の葛藤と困難
 1 教師の葛藤と困難――三つの観点からの検討
 2 対処方略の構築と採用をめぐる教師の葛藤と困難

終章 教師の経験世界――葛藤と困難
 1 本書の要約
 2 考察
 3 残された課題

参考文献
あとがき
人名索引
事項索引
初出一覧

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