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孤立の社会学

無縁社会の処方箋

孤立の社会学

孤立する人は誰なのか。かつてない程の高まりを見せている連帯への不安。私たちのつながりに何が起きているのかを実証的に読み解く。

著者、編者、訳者など 石田 光規
ジャンル 社会・女性
ISBN 978-4-326-65368-3
出版年月 2011年12月
判型・ページ数 四六判・228ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

つながりは人びとが生きてゆく上で必要不可欠なものであり、その欠損は人びとの生命をも脅かす。本書は、官庁統計、質問紙調査、聞き取り調査によって得られたさまざまなデータを駆使して、日本社会の人間関係および孤立の実態に迫っている。そこから抽出されたのは、家族、格差、ジェンダー、地域といった日本社会に潜む構造的問題であった。

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目次

はじめに

第I部 日本社会の人間関係

第一章 「無縁社会」が見せたもの、見せなかったもの
 1 流行現象としての「無縁社会」
 2 「無縁社会」の背後に潜む二つの言説
 3 「無縁社会」の諸問題

第二章 日本社会における中間集団の変容
 1 人間関係にまつわる二つの言説
 2 「解放」される人間関係と「剥奪」される人間関係
 3 日本社会の人間関係
 4 日本社会の人間関係と連帯のゆくえ

第Ⅱ部 孤立に潜む諸問題

第三章 誰にも頼れない人たち
 1 第II部の指針
 2 社会における孤立の問題
 3 JGSS二〇〇三の概要
 4 孤立者の背景
 5 日本社会の孤立問題

第四章 家族に頼れないのはどのような人たちか
 1 家族にかんする問題
 2 家族サポート研究の枠組み
 3 本章で用いる変数
 4 基本的事実の確認──分析一
 5 配偶者、両親、子どもに頼らない/頼れない人びと──分析二
 6 サポート源としての家族とそれに付随する諸問題

第五章 なぜ男性が孤立しやすいのか
 1 孤立と性別の問題
 2 男性の優位性と女性の優位性
 3 データと変数
 4 男性と女性のネットワーク構造
 5 孤立に潜むジェンダー問題

第六章 地方山村の人間関係と孤立
 1 地方社会の孤立
 2 地方の力が問われる時代
 3 地方生活における諸問題──先行研究の検討
 4 山間部調査の概要
 5 山村社会の生活と孤立
 6 連帯再生の試み──結びに変えて

終 章 これからの連帯のゆくえ
 1 孤立の回避と連帯のゆくえ
 2 孤立する社会を支えるセーフティネットの構築
 3 家族のつながりのゆくえ
 4 新たな連帯の構築
 5 第三の道の模索

あとがき──やや正直に語る
参考文献
索引
初出一覧

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