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現象学的な心

心の哲学と認知科学入門

現象学的な心

現象学は「心」に関する自然科学的研究にどう貢献できるのか? 英米哲学の系譜とは異なる、現象学の立場からの「心の哲学」の冒険。

著者、編者、訳者など ショーン・ギャラガー
ダン・ザハヴィ
石原孝二
宮原克典
池田喬
朴嵩哲
ジャンル 哲学・思想・倫理
ISBN 978-4-326-10212-9
出版年月 2011年12月
判型・ページ数 A5判・400ページ
定価 本体4,300円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

心の科学の展開と結びつきながら、主として英米哲学のなかで論じられてきた「心の哲学」。これに対し、従来現象学は自然科学的研究との接点が少ないと見られてきたが、近年「現象学の自然化」が試みられ、新しい展開を示している。意識経験の構造を明らかにするという現象学に特有の立場から、何が見えてくるのか? 初めての入門書!

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目次

目次
謝辞

第1章 イントロダクション:心の哲学、認知科学、現象学
 1 過去100年間の歴史に関する単純化されすぎた説明
 2 現象学とは何か
 3 本書のアウトライン

第2章 方法論
 1 意識の科学における夢物語
 2 現象学的方法
 3 現象学の自然化
 4 結論

第3章 意識と自己意識
 1 意識と前反省的自己意識
 2 前反省的自己意識と「どのようなことか」
 3 盲視
 4 自己意識と反省
 5 結論:ドライブの教訓

第4章 時間
 1 デフォルトの説明
 2 時間意識の現象学
 3 意識と自己意識のミクロ構造
 4 時間意識と力学系理論
 5 時間的経過の意識はそれ自身、時間的な幅を持つか?
 6 歴史性

第5章 知覚
 1 知覚的全体論
 2 他者の役割

第6章 志向性
 1 志向性とは何か
 2 類似性、因果性と心的表象
 3 積極的な説明
 4 志向主義
 5 志向性と意識
 6 現象学、外在主義、形而上学的実在論

第7章 身体化された心
 1 ロボットの身体と生物学的身体
 2 身体はどのように経験の空間を規定するのか
 3 経験的に透明な身体
 4 身体性と社会的認知

第8章 行為と行為者性
 1 行為者性の現象学
 2 行為者性の感覚を実験する
 3 私の行為とあなたの行為

第9章 私たちはいかにして他者を知るのか
 1 「心の理論」論争
 2 暗黙的シミュレーションの問題
 3 感情移入と類推説
 4 メンタリズムと他者の心についての概念的問題
 5 相互作用と語り

第10章 自己と人格
 1 神経的懐疑論と無自己の教義
 2 様々な自己概念
 3 社会性と人格
 4 発達のストーリー
 5 自己の病理学
 6 結論

第11章 結論

文献表
訳者解説[石原孝二]
人名索引
事項索引

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