ホーム > アジアを学ぶ

アジアを学ぶ [アジア地域統合講座][アジア地域統合講座]

海外調査研究の手法

アジアを学ぶ

海外で何かこれだけは頑張ったと思うことに挑戦してみませんか。その挑戦「海外調査研究」はこのささやかな願いから編まれました。

著者、編者、訳者など 鴨川明子 編著
ジャンル 政治
経済
ISBN 978-4-326-54633-6
出版年月 2011年11月
判型・ページ数 A5判・240ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

計量分析(量的分析、定量分析)と質的分析(定性分析)の前提となる基本的な考え方、主要な海外調査研究の手法、トピックを中心とするこの本の主な対象は、海外調査研究の方法を習得し、海外に出かけて調査や研究をしてみたいと思っているあなたです。また学部生や大学院生を指導される先生方にも広く活用されることを目指しています。

このページのトップへ

目次

刊行にあたって[天児慧]

序章 この本を手にとったあなたへ[鴨川明子]
 1.この本を手にとったあなたへ
 2.こんな方に手にとってもらいたい
 3.あなたはどのタイプ?:レシピを読むのが先か,いきなり料理を作ってみるか
 4.海外調査研究の3ステップ
 5.この本の構成と特徴(ウリ)
 6.この本の背景:アジア・アフリカ研究の基礎,地域統合研究への応用
 7.「アジア地域統合」を分析するために

第1部 海外調査研究の考え方

第1章 計量分析を初めて学ぶあなたへ[飯田健]
 1.部分から全体について推論する
 2.「その結論は本当に正しいですか?」
 3.どうやって一般化するか?
 4.地域研究へどう応用するか
 5.計量分析の長所と短所
 練習問題
 応用問題
 参考文献:もっと学びたい人のために
 コラム 統計ソフト案内
 コラム 統計分析を使った論文の構成

第2章 質的分析を初めて学ぶあなたへ──社会現象を発見し,理解する[ファーラー・グラシア著 山田麻貴・西山雄大訳]
 1.質的調査法とは?:質的調査法と量的調査法の特徴
 2.質的調査法はいつ用いられるか?:研究主題とリソース,調査の過程
 3.データから分析,そして調査報告へ
 4.質的調査法の妥当性と一般化
 5.質的調査法で大切なこと
 練習問題
 参考文献:もっと学びたい人のために

第2部 分析手法の学び方

第3章 量的分析手法──「問題意識の明確化」から「データの分析」まで[岸保行]
 1.アジア地域で生きる人びとを対象とした量的な国際比較調査
 2.二次分析の手順:「問題意識の明確化」から「データ分析」まで
 3.分析プロセスを深めるために
 練習問題
 応用問題
 参考文献:もっと学びたい人のために

第4章 質問紙のデザイン──どのように調査質問紙を作成するか[岸保行・岸俊行]
 1.二次データの活用とその限界
 2.質問紙のデザイン
 練習問題
 応用問題
 参考文献:もっと学びたい人のために

第5章 質的分析手法によるインタビュー調査──カンボジアにおける人身取引を事例に[島裕子]
 1.インタビュー調査とは
 2.インタビュー調査のプロセス:“人身取引調査”を事例に
 3.インタビュー調査の「多様性」
 練習問題
 参考文献:もっと学びたい人のために

第6章 他者と出会い,自己を模索するエスノグラフィーの旅──中国の学校,コミュニティ,工場での経験から[阿古智子]
 1.エスノグラフィーとは?
 2.エスノグラフィーの旅を楽しむ
 練習問題
 参考文献:もっと学びたい人のために

第7章 国際開発議論の言説分析──議論が生成,具体化するプロセスを解体する[山田肖子]
 1.国際開発における言説分析の学び方
 2.言説分析に挑戦しよう:データ収集の方法からレポート・論文の書き方まで
 3.分析結果をどう生かすか
 練習問題
 参考文献:もっと学びたい人のために

第8章 史料分析とインタビュー──現代中国の歴史と記憶[金野純]
 1.歴史研究と草の根の記憶
 2.史料は開かれた窓か?:歴史分析の作法
 3.オーラルヒストリーの利点と問題点
 4.中国の文化大革命
 5.史料調査は肉体労働
 6.インタビュー調査:歴史的記憶の参照
 7.「異質な暴力性」から「我々の暴力性」へ
 練習問題
 参考文献:もっと学びたい人のために

第3部 トピックの学び方

第9章 アジアの価値観──アジアバロメーターによる計量的把握の試み[三上了]
 1.定量データを用いたアジア研究の可能性
 2.分析例:所得の高さの購買における低価格志向への影響,およびその影響の出身国の発展レベルによる違い
 コラム「操作化(operationalization)」とは
 3.アジア各国で収集した定量データの質
 4.より質の高いデータを集めるための工夫:独自調査に向けて
 5.アジア研究の将来
 練習問題
 応用問題
 参考文献:もっと学びたい人のために

第10章 「人間の福祉」への計量的アプローチ──「フィールド(質)」と「データ(量)」の往復運動から[米原あき]
 1.「人間の福祉」は数値で測れるか?
 2.「人間の福祉」への計量的挑戦
 コラム ランキングは誰のためのもの?:“We are less than them, and so what?”
 3.「繊細な質感」への計量的挑戦
 4.「挑戦」へのいざない
 練習問題
 応用問題
 参考文献:もっと学びたい人のために

第11章 タイとスリランカの継続的なフィールド調査──国際保健分野における比較研究[樋口まち子]
 1.健康問題の変遷と複数国での対比
 2.テーマの絞り込み:タイとスリランカの事例
 3.倫理的配慮と持続的調査研究
 練習問題
 応用問題(事例)
 参考文献:もっと学びたい人のために

第12章 ムスリム女性を生きる──宗教的人間形成を理解するための定点的フィールドワーク[服部美奈]
 1.研究の出発点
 2.フィールド地の捉えかた
 3.ミナンカバウのイスラーム女子寮に暮らす
 4.安易な一般化を避ける:ムスリム女性をとりまく多様なメッセージ
 5.定点的フィールドワークのメリットとデメリット
 6.この章のエッセンス
 練習問題
 応用問題
 参考文献:もっと学びたい人のために

終章 この本を閉じようとしているあなたへ──地域研究の「危機」を超えて[梅森直之]
 1.最後の練習問題
 2.学際研究と地域研究
 3.専門分野と地域研究
 4.地域研究の「危機」
 5.江戸の世界とヨーロッパの世界
 6.知ることと支配すること
 7.研究することと研究されること
 8.新植民地主義と脱植民地主義
 9.村へようこそ!
 参考文献:もっと学びたい人のために

キーワード解説
練習・応用問題の解答・解答のポイント
索引

このページのトップへ

関連書籍

グローバリゼーションとアジア地域統合

グローバリゼーションとアジア地域統合

浦田秀次郎・金ゼンマ 編著

著者:浦田秀次郎 編著
金ゼンマ 編著
 
アジア地域統合の展開

アジア地域統合の展開

松岡俊二・勝間田弘 編著

著者:松岡 俊二 編著
勝間田弘 編著
 
 

このページのトップへ