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子どもと哲学を

問いから希望へ

子どもと哲学を

なぜ?どうして? 子どもは時に根源的な問いを発する。その問いに大人はどう応えていけばよいのか。子どもと哲学をめぐる冒険の書。

著者、編者、訳者など 森田 伸子
ジャンル 教育・心理
哲学・思想・倫理
ISBN 978-4-326-15420-3
出版年月 2011年10月
判型・ページ数 四六判・320ページ
定価 本体2,300円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

「知ること」への欲求に満ちている、世界と出会ったばかりの幼い子どもの言葉や、「生きる意味」を探究しようとする、思春期の子どもたちの言葉。これらを丁寧に読みなおしながら、古今東西の哲学者の思索とのつながりを紐解き、哲学とその教育の可能性について考える。子どもと接する教育関係者、そして子どもを持つすべての親へ。

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目次

はしがき

第Ⅰ部 子どもたちの問い──哲学への欲求

第一章 幼年期の問い──世界が「アル」ことの不思議
 形而上学 : 後に来る知?
 始原の問い : 第一の哲学
 自然学と形而上学
 始原の問いと最後の知(アルケーとメタの間) : 問いとしての形而上学
 「ある」と「ない」の始まり
 「アル」と言葉の力
 「アル」の力
 「アル」の「終わり」についての問い
 宇宙の果てについての問い
 世界の始まりについての問い
 「無」は存在するか?
 幼年期の問い : 哲学的思考のはじまり
 幼年期を守ること
 問いから探求へ

第二章 実存的問い──「自分」という不思議
 幼年期の終わりと新しい時間の始まり
 ハイデガーへの寄り道 : 現存在としての人間
 「じぶんじしん」は決して死なない
 自分であることの不思議さ
 「じぶん」と「今」
 生きられる時間・成長の時間
 「自分自身」と「人間じゃないもの」
 「人間」と「人間じゃないもの」の間で
 言葉の知恵 : 言葉によって、言葉を超えるものへ

第三章 「世の中」と自分──人間であることへの問い
 「自分」と「人間」
 「人=世間」
 世の中─すべすべした人間
 「良い子」と「普通の子」の間で
 学校ときれいごと
 きれいごとの社会 : 反哲学

第四章 自分と他者
 他者の発見
 幼年期の終わりと親子関係の始まり
 誰かの子どもに「なる」こと
 「デアル」ことから、再び「アル」ことへ
 親となることと「歓待」について
 フランケンシュタインとその子ども
 「散種」の子ども

第Ⅱ部 問いから探求へ

第五章 哲学の効用
 哲学=テクストの読解
 哲学=上げ底を埋めるプロセス
 哲学の方法 : ねちっこさ
 きれいごとと真実の間
 哲学することと他者とのつながり : 意味の世界
 人とつながること、そして笑うことを学ぶこと

第六章 哲学を学ぶ/教える
 哲学は学べるか?
 二つの哲学教育
 声の哲学と文字の哲学
 哲学と文字の共同体
 子どもの哲学
 子どものための哲学教科書 :『こども認識論 林檎の味』
 道徳教育としての哲学教育 :『授業 人間について』
 探求の共同体
 探求の共同体と道徳教育

第七章 哲学の場所
 なぜ学校に行かなければならないのか
 学校は役に立つか
 勉強は役に立つか
 選抜に役立つ学力
 新しい学力観と知識
 知識─それがあれば生きていけます
 学校にスコレーを

むすびにかえて
文献リスト

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