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悪への自由

カント倫理学の深層文法

悪への自由

道徳的善さは、悪への自由の開かれているただ中で、それに逆行して善いことを求めることのうちにある――カント倫理学の核心を抉る!

著者、編者、訳者など 中島義道
ジャンル 哲学・思想・倫理
ISBN 978-4-326-15419-7
出版年月 2011年10月
判型・ページ数 四六判・248ページ
定価 本体2,400円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

人間は、自らの快や幸福を求める自己愛を自然本性として持っている。カント倫理学はこの自己愛を理性によって打ちのめし、自己愛の張り付いた外形的に「善い行為」を否定して、定言命法という手続きから道徳的善さを導こうとする。この定言命法のうちに「誠実性の原理」を読み解きカント倫理学の深層に迫る、哲学者・中島義道の到達点。

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目次

はじめに

第一章 自然本性としての自己愛
 1 カント倫理学を支える信念
 2 「幸福の原理」
 3 定言命法と仮言命法

第二章 道徳法則と「誠実性の原理」
 1 道徳法則の形式性
 2 道徳法則に対する尊敬
 3 誠実性とは何か?

第三章 自由による因果性
 1 責任論的解釈
 2 実在論的解釈
 3 因果性と時間性

第四章 悪への自由・悪からの自由
 1 悪へ向かう性癖
 2 性癖からの自由
 3 神の現存在の要請

附録 カントとラカン
あとがき
索引

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