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シュタイナーの教育思想

その人間観と芸術論

シュタイナーの教育思想

世界に広がるシュタイナー教育の原点となる、思想形成の背景とは何か。その独自の人間観を形成史的に捉えつつ、芸術観を究明する。

著者、編者、訳者など 柴山英樹
ジャンル 教育・心理
ISBN 978-4-326-25071-4
出版年月 2011年9月
判型・ページ数 A5判・320ページ
定価 本体4,000円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

現在シュタイナー学校は、世界で1000校近くに達しているが、その教育実践を支えている思想的・理論的な意味内実は十分には明らかにされていない。本書は、シュタイナーが当時の分析的自然科学と対峙し、独自の人間観を形成していく経緯を明らかにする。さらにはシュタイナー教育における芸術の意義という問題領域について論究する。

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目次

はしがき

序章 課題と方法
 1 本書の課題――先行研究における本研究の位置づけ
 2 本書の方法と構成

第Ⅰ部 シュタイナーの人間観に関する形成史的考察
 はじめに――シュタイナーの人間観

第一章 シュタイナーの思想形成
 1 19世紀自然科学研究からゲーテ自然科学研究へ
 2 シュタイナーにおけるゲーテの自然科学に関する理解
 3 シュタイナーの教育への関心――人間認識のあり方

第二章 シュタイナーの全体論的人間観――19世紀自然科学との対峙という視角から
 1 シュタイナーの全体論的人間観――19世紀自然科学との対峙
 2 十二感覚論の意味――内実共感覚的視点に着目して
 3 身体構造における「リズム」

第三章 シュタイナーの発達理論の再検討――進化論的視点に着目して
 1 ヘッケルの進化論的人間観との対峙
 2 地球の進化と人間の進化の関係をめぐる考察
 3 シュタイナーの発達理論の再検討

第Ⅱ部 シュタイナーの教育思想における「芸術」の意義
 はじめに――「教育」と「芸術」の関係をめぐって

第四章 〈Kunst〉概念に関する思想史的考察
 1 シュタイナーの〈Erziehungskunst〉に関する歴史的考察
 2 芸術家としての教師と芸術家としての子ども――参照枠としてのエルンスト・ヴェーバー
 3 シュタイナーの〈Kunst〉概念における二面性

第五章 〈音楽的なもの〉と教育思想
 1 シュタイナーのミューズ教育思想
 2 シュタイナーによる「ミューズ教育」の実践化の方策――シュタイナーの音楽教育思想
 3 シュタイナーとダルクローズの比較考察

第六章 〈彫塑的・造形的なもの〉と教育思想
 1 シュタイナーの形態学
 2 シュタイナーの色彩論
 3 〈彫塑的・造形的なもの〉と世界の認識

第七章 〈音楽的なもの〉と〈彫塑的・造形的なもの〉の統合としての言語教育
 1 言語における二側面とその統合――〈音楽的なもの〉と〈彫塑的・造形的なもの〉の統合
 2 シュタイナーの言語教育モンテッソーリ教育との比較考察
 3 シュタイナーの黒板絵――芸術的表現の意味内実

終章 総括と展望
 1 「教育」と「芸術」のあいだ
 2 残された課題と展望

参考文献一覧
あとがき
人名索引
事項索引

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