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研究倫理とは何か

臨床医学研究と生命倫理

研究倫理とは何か

「人を対象とする研究」における被験者保護を論じる学問として、今まさに求められている研究倫理。重要な論点に即して全体像を示す。

著者、編者、訳者など 田代志門
ジャンル 哲学・思想・倫理
ISBN 978-4-326-15417-3
出版年月 2011年9月
判型・ページ数 四六判・260ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

研究倫理とは、臨床研究にまつわる倫理的問題を論じる新しい学問分野である。先端的な科学研究が臨床の場で使われるためには、倫理審査やインフォームド・コンセントといった具体的な手続きが不可欠である。私たちの社会で今まさに起きている問題を扱うこの分野の議論を、特に医学研究に焦点を絞って論じ、その重要性を明らかにする。

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目次

はしがき

序章 なぜ研究倫理なのか
 1 焦点としての「人を対象とする研究」
 2 研究倫理の根本問題
 3 学としての研究倫理
 4 倫理というアプローチ
 5 本書の構成

第一章 医療倫理から研究倫理へ――日米比較
 1 研究と診療の混同
 2 アメリカの医学研究規制システム
 3 日本の医学研究規制システム

第二章 研究倫理の起源――六〇年代アメリカの政策形成
 1 アメリカの研究規制政策
 2 食品医薬品局の政策形成
 3 確率化する医療と新たなリスクの分配構造

第三章 研究と診療の境界――七〇年代の理論モデル
 1 全米委員会とベルモント・レポート
 2 研究と診療を区別する理論モデル
 3 革新的治療の位置づけ

第四章 臨床現場のジレンマ――ベルモント・レポート以後
 1 革新的治療再考
 2 「治療との誤解」の発見
 3 臨床的均衡論とその批判

第五章 専門職論からの視点――アポリアを乗り越えるために
 1 医学研究を監視するのは誰か
 2 専門職複合体論
 3 自己規制の不可避性
 4 専門職と「開かれた自律」

終章 研究と診療の統合に向けて
 1 研究倫理の歴史と現在
 2 「私の患者」か「公共の健康」か


あとがき
文献
事項索引
人名索引

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