文系人のためのエネルギー入門

考エネルギー社会のススメ

文系人のためのエネルギー入門

3.11後、切実に議論が始まったけど、そもそもエネルギーって何? 皆さん、もっと基本を知りましょう。今もっとも必要な入門書。

著者 小池康郎
ジャンル 社会・女性
自然科学・建築
出版年月 2011年9月
ISBN 978-4-326-60235-3
判型・ページ数 A5・256ページ
定価 2,640円(税込)
在庫 品切れ・重版未定

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持続可能な社会を考えるとき、避けては通れないエネルギー論。本書のねらいは、文系人でもエネルギーの考え方を身につけ、実質的に議論できるようになること。簡単な計算式で法則を活用し、エネルギーの様々な使われ方を白書等の資料を活用して読み解き、今後エネルギーをどうやって確保するべきか、社会のあり方まで展望する。

はじめに

第1章 そもそもエネルギーとは?
 1-1 パワーで考えよう
 1-2 太陽エネルギーの流れ

第2章 身近な日常生活から始めよう
 2-1 イマジネーションと実験
 2-2 家庭の電気
 2-3 少し話を拡げて電気自動車を考える
 2-4 エネルギーとパワーの関係
 2-5 人は“ヒーター”?
 コラム 自転車

第3章 エネルギー──変化しかつ保存するもの
 3-1 エネルギー保存則
 3-2 熱エネルギーとエントロピー増大則
 3-3 エネルギーの3法則──エネルギーとは何か?
 3-4 エネルギーの変換効率
 3-5 温度と熱エネルギー
 コラム エネルギー

第4章 政府刊行物から考えるエネルギー消費の実態
 4-1 1次エネルギー供給と最終エネルギー消費
 4-2 1人あたり何ワット?
 4-3 民生部門でのエネルギー消費
 4-4 運輸部門でのエネルギー消費
 4-5 世界の1次エネルギー総供給
 4-6 電力はどこでどれだけ消費されているか?
 4-7 周波数50Hzと60Hz
 コラム 政府刊行物

第5章 太陽のエネルギー
 5-1 エネルギーの源としての太陽
 5-2 太陽定数と地球
 5-3 宇宙空間におけるエネルギーの流れ
 5-4 地球温暖化──IPCCの指摘
 5-5 ヒートアイランドとエネルギー消費
 5-6 なぜ太陽パワーは莫大なのか
 コラム ケプラー

第6章 日本の自然と文化
 6-1 日本の自然と地勢
 6-2 水田と森林
 6-3 日本の各種自給率
 コラム 水力

第7章 自治体報告書から考える地域のエネルギー
 7-1 地域エネルギービジョン
 7-2 地域でのエネルギー消費の実態
 7-3 ヒートアイランドをどのように抑えるか?
 コラム エネルギー換算

第8章 移動のためのエネルギー
 8-1 化石燃料頼みの運輸部門 
 8-2 同じ速さで走っている乗り物には力は全く働いていない
 8-3 位置エネルギーと運動エネルギー
 8-4 坂を下る自転車
 8-5 自動車の推進エネルギー
 8-6 電車の推進エネルギー
 8-7 貨物輸送のエネルギー消費
 コラム 自転車その2

第9章 持続型交通システム
 9-1 20世紀の交通
 9-2 世界の交通事情
 9-3 エネルギー的に考えて望ましい交通システム
 9-4 LRT(Light rail transit)
 9-5 公共交通機関──バスと鉄道
 9-6 貨物のモーダルシフト
 9-7 電気自動車
 9-8 自転車
 コラム カールスルーエ

第10章 熱のエネルギー
 10-1 熱と温度
 10-2 カルノーサイクル
 10-3 カルノーサイクルの意味──熱機関の最大効率
 10-4 ヒートポンプ
 10-5 熱を利用した発電
 10-6 清掃工場──ごみを考える
 コラム 温度差

第11章 CO2削減と原子力発電
 11-1 はじめに
 11-2 原子力発電
 11-3 核反応と化学反応
 11-4 臨界を終えても何故,そしていつまで,燃料棒は熱を出し続けるのか?
 11-5 核分裂から核融合へ──20世紀後半を支配した夢
 11-6 原発に頼らないCO2削減
 11-7 急激な原発廃止はできない
 11-8 長期的シナリオ──核エネルギーか自然エネルギーか
 コラム リスボン

第12章 歴史のターニングポイントとエネルギー
 12-1 歴史に見るエネルギ―
 12-2 東洋的発想と西洋的発想
 12-3 エネルギーも農耕化しよう
 12-4 CO2に代わる環境指標
 12-5 地域防災システムの構築から始めよう
 12-6 街づくりと交通システム
 コラム レ・ミゼラブル

第13章 自然エネルギーの現在と未来
 13-1 多様な可能性をもつ自然エネルギー
 13-2 既存の自然エネルギー
 13-3 エネルギーをためるもの
 13-4 未来に期待する自然エネルギーⅠ──海
 13-5 未来に期待する自然エネルギーⅡ──山
 13-6 科学の発展に期待する太陽エネルギーの取り込み

おわりに
索引
自分たちの必要なエネルギーがどれくらいか、分かりやすい解説と、将来のエネルギー政策を含めて考えなければならない点を一般の人にも分かる様に書かれた内容でした。(男性 63才)

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