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共通善の政治学

コミュニティをめぐる政治思想

共通善の政治学

サンデルや現代コミュニタリアンは、なぜ今、古代からの西洋政治思想「共通善」を改めて説くのか。新たな実践哲学がここから始まる。

著者、編者、訳者など 菊池 理夫
ジャンル 哲学・思想・倫理
ISBN 978-4-326-30199-7
出版年月 2011年4月
判型・ページ数 A5判・260ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

西洋政治思想の伝統の中で常に語られながら、わが国の政治学ではほとんど議論されてこなかった「共通善」。その意味を正当に理解するために、思想史からひもとき、現代における意義、政治・地域福祉・環境政策への応用まで考察する。市場主義が終わりを迎え新たな価値形成を求める日本人に、今後の政治哲学の方向性を示す実践的研究書。

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目次

まえがき──サンデルの「共通善の政治学」

第1章 共通善の政治学
 第1節 「共通善」という言葉
 第2節 現代のコミュニタリアニズムと「共通善」
 第3節 カトリックにおける「共通善」の伝統
 第4節 英米における「共通善」の伝統
 第5節 本章のまとめ

第2章 共通善の政策学
 第1節 わが国におけるラスウェルの評価
 第2節 ラスウェルの「共通善の政策科学」の展開
 第3節 ポスト実証主義としての政策科学の理論的・歴史的背景
 第4節 環境政策と「民主主義の政策科学」

第3章 コミュニティの思想史
 第1節 古代・中世の「コミュニティ」
 第2節 西欧近代の「コミュニティ」
 第3節 「コミュニティ」に関する現代の論争

第4章 コミュニタリアニズムと共和主義
 第1節 共和主義ルネサンスと現代コミュニタリアニズム
 第2節 共和主義をめぐるリベラル・コミュニタリアン論争

第5章 ソーシャル・キャピタルとしての地域コミュニティ
 第1節 日本の自治的コミュニティの評価
 第2節 「地域主義」の興隆とゆくえ
 第3節 ソーシャル・キャピタルとしてのコミュニティ

第6章 コミュニタリアニズムの政策と共通善
 第1節 現代コミュニタリアニズムに対するさまざまな誤解
 第2節 コモンズとしてのコミュニティの環境政策
 第3節 コミュニティの連帯のためのベーシック・インカム

補論 書評:マイケル・サンデル著/鬼澤忍訳『これからの「正義」の話をしよう──いまを生き延びるための哲学』

あとがき
参考文献
事項索引
人名索引

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