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外国人へのまなざしと政治意識

社会調査で読み解く日本のナショナリズム

外国人へのまなざしと政治意識

日本人は外国人をどう思っているのか。外国人地方参政権等グローバル化で生じた新たな争点に対する世論を詳細なデータを用いて分析。

著者、編者、訳者など 田辺 俊介 編著
ジャンル 社会・女性
ISBN 978-4-326-65359-1
出版年月 2011年2月
判型・ページ数 四六判・272ページ
定価 本体2,500円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

愛国心は外国人の排除をまねくのか。誰が外国人労働者の増加に脅威を感じているか。民主党支持者は反ナショナリストか。ネオリベラリズムとポピュリズムの関連は。ナショナリズムと政治をめぐる問いについて、若手研究者らが2009年の政権交代直後に行った全国調査データによって実証的に答える。ナショナリズム研究の新機軸。

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目次

はじめに

序章 グローバル化する日本における外国人と政治[田辺俊介]
 1 グローバル社会におけるナショナリズム
 2 定住外国人の増加と対外国人意識の動態
 3 政治の流動化とナショナリズム
 4 社会調査から読み解く外国人へのまなざしと政治意識

第Ⅰ部 対外国人意識の解明

第一章 ナショナリズム  その多元性と多様性[田辺俊介]
 1 「右派」はナショナリストで「左派」は反ナショナリストか
 2 ナショナリズムにまつわる三つの問い
 3 多元性を前提に読み解く現代日本のナショナリズム
 4 現代日本におけるナショナリズムの波及効果

第二章 移民  外国人増加に誰がメリットを感じ、誰がデメリットを感じるのか?[濱田国佑]
 1 日本における外国人の増加
 2 移民研究の動向と日本の現状
 3 日本人は外国人の増加による影響をどう捉えているか
 4 外国人の受入れに対して支持あるいは反対する層

第三章 共生社会  「自立型共生」の理想と困難[大槻茂実]
 1 外国人をどう日本に受け入れるのか?
 2 「共生」の定義
 3 対等性とコミュニケーションから分類する「共生」の類型
 4 誰が、どんな共生社会像を抱くのか?  共生社会像の規定要因
 5 自立型共生社会の実現に向けて

第四章 シティズンシップ  誰が、なぜ外国人への権利付与に反対するのか?[永吉希久子]
 1 権利をめぐる問いかけ
 2 外国人の権利の位置づけ
 3 権利拡張に対するホスト社会住民の意識
 4 寛容性を超えて

第Ⅱ部 政治意識と対外国人意識の関連

第五章 ネオリベラリズム  その多元性と対立軸の交錯[丸山真央]
 1 世紀転換期の日本政治のキーワードとしての「ネオリベラリズム」
 2 ネオリベラリズムの計量政治社会学に向けて
 3 ネオリベラリズムをめぐる日本人の態度とその構造
 4 ネオリベラリズムの多元性とそのゆくえ

第六章 政党支持  民主党政権誕生時の政党支持の構造[伊藤理史]
 1 価値対立から見る政党支持の構造
 2 戦後日本の政党政治と政治意識
 3 政党支持者の属性と価値意識
 4 現代日本の政党支持の規定構造

第七章 政権交代  二大政党間を揺れ動く層の特徴とは何か?[米田幸弘]
 1 政権交代をもたらした「時流層」
 2 政権交代の歴史的背景
 3 時流層はどのような人々なのか?
 4 時流層の社会的地位と価値意識
 5 生活保守主義に基づく期待と失望

第八章 ポピュリズム  石原・橋下知事を支持する人々の特徴とは何か?[松谷満]
 1 「ポピュリズム」時代の到来?
 2 ポピュリズムとは何か
 3 誰がポピュリズムを支持するのか
 4 政治のポピュリズム化はどこに向かうのか?

終章 「外国人」と「内国人」  新たな「国民」の構築[田辺俊介]
 1 ナショナリズムの影響力
 2 社会階層と政治意識
 3 「日本人」の再構築による新たな「国民化」の可能性

あとがき
参考文献
巻末資料
索引

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