環境
持続可能な経済システム
地球温暖化問題や環境資源争奪戦などが切迫感を増してきた今日、資源・環境制約の下で、これ以上環境を荒廃させることなく豊かな生活や福祉も実現できる社会・経済システムとはどのようなものか。本書では、エコロジカル経済理論を提示すると共に、エネルギー改革、税財政改革、企業経営改革の三側面から、変革の方向性を検討する。
序論 持続可能な経済を実現するために[倉阪秀史]
第1部 理論
第1章 エコロジー経済学にとって「自立」とは何か[工藤秀明]
はじめに
第1節 生命惑星指数が示す窮境
第2節 人類による生態系への需要と供給力の増大
第3節 人間的成果と生態系需要
第4節 基礎的位相における対立・相克関係と「自立」
第5節 エコロジー経済学にとって「自立」とは何か
第2章 持続可能性を確保するための経済学──エコロジカル経済学の枠組み[倉阪秀史]
第1節 エコロジカル経済学とは
第2節 エコロジカル経済学の基本的な枠組み
第3節 エコロジカル経済学の政策適用
第3章 持続可能な経済社会に向けた政策パッケージ[倉阪秀史]
第1節 環境政策の目的
第2節 環境と経済の両立の方向性
第3節 共益状態を獲得するために必要となる制度
補論 ハーマン・デイリーのエコロジカル効率と本章のエコロジカル効率
第2部 エネルギー改革
第4章 自然エネルギー基盤のエネルギー供給体制にいかに移行するか[飯田哲也]
はじめに
第1節 加速するグローバル自然エネルギー革命
第2節 日本の歪みと失敗
第3節 自然エネルギー基盤のエネルギー政策体系への転換
第4節 日本の自然エネルギー市場の今後
第5章 分散的エネルギー供給とエネルギー永続地帯指標[馬上丈司]
はじめに
第1節 自然エネルギーと日本のエネルギー問題
第2節 エネルギー永続地帯指標
第3節 エネルギー永続地帯指標の試算結果
第4節 分散的エネルギー供給の展望
第3部 税財政改革
第6章 地球環境税の可能性──気候変動レジームと国際連帯税レジームの交差の中で[上村雄彦]
はじめに
第1節 本章の射程
第2節 地球炭素税をめぐる諸構想と議論
第3節 国際連帯税グループと通貨取引開発税
第4節 日本の動向
おわりに
第7章 環境のための税制改革が経済的・社会的課題の解決に寄与──2つの環境税制改革の提案[竹内恒夫]
第1節 環境税制改革とは
第2節 化石燃料の最終製品へのCO2排出量に応じた課税
第3節 「環境税制改革」の出番
第4節 CO2排出削減と雇用創出,年金財政一元化のための環境税制改革案
第5節 CO2排出削減と地方分権・税源移転のための環境税制改革案
第8章 地方における環境税について──再論[倉阪秀史/藤生雄太]
第1節 地方環境税概論
第2節 地方における温暖化対策税の可能性について
第4部 企業経営改革
第9章 環境マネジメントシステムの現状・課題──国際標準化とユーザーの動向[伊藤佳世]
第1節 環境マネジメントシステムの現状
第2節 環境マネジメントシステムの課題
まとめ及び今後
第10章 環境/持続可能性報告書の現状・効果・今後[後藤敏彦]
第1節 環境報告書の出現
第2節 持続可能性報告書への発展
第3節 環境/持続可能性報告書の現状
第4節 報告書のガイドライン
第5節 報告書の効果
第6節 環境/持続可能性報告書の課題
第11章 持続可能性と企業の会計制度[國部克彦]
はじめに
第1節 持続可能性と企業会計
第2節 持続可能性会計の体系化の視点
第3節 マテリアルフローコスト会計による内部管理
第4節 マテリアルフローコスト会計の効果
第5節 マテリアルフローの報告
おわりに
第12章 サービサイズの可能性について[倉阪秀史]
第1節 廃棄物は誰が処理責任を負うのか
第2節 サービサイズの可能性
第3節 サービサイズの障壁
第4節 サービサイズの障壁を取り除くためには
第5節 今後の研究課題
事項索引
人名索引
執筆者一覧
第1部 理論
第1章 エコロジー経済学にとって「自立」とは何か[工藤秀明]
はじめに
第1節 生命惑星指数が示す窮境
第2節 人類による生態系への需要と供給力の増大
第3節 人間的成果と生態系需要
第4節 基礎的位相における対立・相克関係と「自立」
第5節 エコロジー経済学にとって「自立」とは何か
第2章 持続可能性を確保するための経済学──エコロジカル経済学の枠組み[倉阪秀史]
第1節 エコロジカル経済学とは
第2節 エコロジカル経済学の基本的な枠組み
第3節 エコロジカル経済学の政策適用
第3章 持続可能な経済社会に向けた政策パッケージ[倉阪秀史]
第1節 環境政策の目的
第2節 環境と経済の両立の方向性
第3節 共益状態を獲得するために必要となる制度
補論 ハーマン・デイリーのエコロジカル効率と本章のエコロジカル効率
第2部 エネルギー改革
第4章 自然エネルギー基盤のエネルギー供給体制にいかに移行するか[飯田哲也]
はじめに
第1節 加速するグローバル自然エネルギー革命
第2節 日本の歪みと失敗
第3節 自然エネルギー基盤のエネルギー政策体系への転換
第4節 日本の自然エネルギー市場の今後
第5章 分散的エネルギー供給とエネルギー永続地帯指標[馬上丈司]
はじめに
第1節 自然エネルギーと日本のエネルギー問題
第2節 エネルギー永続地帯指標
第3節 エネルギー永続地帯指標の試算結果
第4節 分散的エネルギー供給の展望
第3部 税財政改革
第6章 地球環境税の可能性──気候変動レジームと国際連帯税レジームの交差の中で[上村雄彦]
はじめに
第1節 本章の射程
第2節 地球炭素税をめぐる諸構想と議論
第3節 国際連帯税グループと通貨取引開発税
第4節 日本の動向
おわりに
第7章 環境のための税制改革が経済的・社会的課題の解決に寄与──2つの環境税制改革の提案[竹内恒夫]
第1節 環境税制改革とは
第2節 化石燃料の最終製品へのCO2排出量に応じた課税
第3節 「環境税制改革」の出番
第4節 CO2排出削減と雇用創出,年金財政一元化のための環境税制改革案
第5節 CO2排出削減と地方分権・税源移転のための環境税制改革案
第8章 地方における環境税について──再論[倉阪秀史/藤生雄太]
第1節 地方環境税概論
第2節 地方における温暖化対策税の可能性について
第4部 企業経営改革
第9章 環境マネジメントシステムの現状・課題──国際標準化とユーザーの動向[伊藤佳世]
第1節 環境マネジメントシステムの現状
第2節 環境マネジメントシステムの課題
まとめ及び今後
第10章 環境/持続可能性報告書の現状・効果・今後[後藤敏彦]
第1節 環境報告書の出現
第2節 持続可能性報告書への発展
第3節 環境/持続可能性報告書の現状
第4節 報告書のガイドライン
第5節 報告書の効果
第6節 環境/持続可能性報告書の課題
第11章 持続可能性と企業の会計制度[國部克彦]
はじめに
第1節 持続可能性と企業会計
第2節 持続可能性会計の体系化の視点
第3節 マテリアルフローコスト会計による内部管理
第4節 マテリアルフローコスト会計の効果
第5節 マテリアルフローの報告
おわりに
第12章 サービサイズの可能性について[倉阪秀史]
第1節 廃棄物は誰が処理責任を負うのか
第2節 サービサイズの可能性
第3節 サービサイズの障壁
第4節 サービサイズの障壁を取り除くためには
第5節 今後の研究課題
事項索引
人名索引
執筆者一覧