心理学の実験倫理
「被験者」実験の現状と展望
実験心理学研究では、参加者を効率的に集め、適切な倫理的配慮を行うことが重要な問題である。本書では心理学に関連する倫理規程から、何が求められているかを読み解き、研究を進める上で必要な手続きを解説する。また参加者プールの運用例、謝礼や個人情報の管理など、参加者を募る上で実際に行われている工夫や困難を紹介する。
はじめに
第1章 心理学の実験倫理
1 実験系心理学者と倫理規程
2 倫理規程を読み解く
3 倫理規程と研究者,研究組織との関わり
4 人格の尊重および自発的参加
5 説明つき同意
6 実験で生じうるリスクの回避
7 倫理審査委員会(施設内審査委員会)
8 まとめ
第2章 実験実施上の諸問題
1 実験実施のプロセス
2 研究倫理審査申請書と倫理審査委員会について
3 協力依頼と募集をめぐる問題
4 事前説明をめぐる問題
5 事後開示をめぐる問題
6 参加者プールをめぐる諸問題
7 サンプリングバイアス
第3章 アメリカでの参加者プールの運用例
1 参加者プール制度とその長所
2 参加者プール制度の内容と実験参加の手続き
3 参加者プールの管理
4 参加者プールの評価
5 インターネットのWebを利用した参加者プール管理システム(SONAシステム)
6 参加者プールマニュアルまたはガイドラインとその情報の提供
7 まとめ
第4章 実験倫理の別の視点――非成人の参加と欺瞞手続き
1 知覚発達心理学
2 実験社会心理学における実験実施の現状と問題
第5章 日本国内の現状調査
1 現状調査――日本国内ではどうなっているのか
2 日本国内での組織的な実験参加者プールとコースクレジット制度の運用例
3 まとめ
第6章 よりよい実験実施のためのQ&A集
1 倫理審査委員会
2 利益相反
3 他機関と共同研究を行う場合の問題
4 研究(research)と業務(practice:実践)の区別
5 医師の協力が必要な実験
6 実験参加者の募集と選択
7 説明つき同意
8 個人情報保護
9 謝金
10 傷害保険
11 実験実施時の問題
12 成果の公表および実験参加者への事後説明
おわりに
参考文献
索引
第1章 心理学の実験倫理
1 実験系心理学者と倫理規程
2 倫理規程を読み解く
3 倫理規程と研究者,研究組織との関わり
4 人格の尊重および自発的参加
5 説明つき同意
6 実験で生じうるリスクの回避
7 倫理審査委員会(施設内審査委員会)
8 まとめ
第2章 実験実施上の諸問題
1 実験実施のプロセス
2 研究倫理審査申請書と倫理審査委員会について
3 協力依頼と募集をめぐる問題
4 事前説明をめぐる問題
5 事後開示をめぐる問題
6 参加者プールをめぐる諸問題
7 サンプリングバイアス
第3章 アメリカでの参加者プールの運用例
1 参加者プール制度とその長所
2 参加者プール制度の内容と実験参加の手続き
3 参加者プールの管理
4 参加者プールの評価
5 インターネットのWebを利用した参加者プール管理システム(SONAシステム)
6 参加者プールマニュアルまたはガイドラインとその情報の提供
7 まとめ
第4章 実験倫理の別の視点――非成人の参加と欺瞞手続き
1 知覚発達心理学
2 実験社会心理学における実験実施の現状と問題
第5章 日本国内の現状調査
1 現状調査――日本国内ではどうなっているのか
2 日本国内での組織的な実験参加者プールとコースクレジット制度の運用例
3 まとめ
第6章 よりよい実験実施のためのQ&A集
1 倫理審査委員会
2 利益相反
3 他機関と共同研究を行う場合の問題
4 研究(research)と業務(practice:実践)の区別
5 医師の協力が必要な実験
6 実験参加者の募集と選択
7 説明つき同意
8 個人情報保護
9 謝金
10 傷害保険
11 実験実施時の問題
12 成果の公表および実験参加者への事後説明
おわりに
参考文献
索引