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夫婦間の協調と家族の和 [大阪大学言語社会研究叢書]

家族の経済学

夫婦間の協調と家族の和

利他主義に基づく夫婦の和こそが、夫婦と子どもにとっての最大の利益をもたらす。経済学の立場から、家族のあり方を問い直す。

著者、編者、訳者など 野村茂治
ジャンル 総記・図書館
経済
ISBN 978-4-326-04812-0
出版年月 2010年10月
判型・ページ数 A5判・304ページ
定価 本体4,800円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

夫婦間の対立あるいは協調関係が、家族としての組織構造や家族内における生産物の分配、さらには子どもの行動にどのような影響を及ぼすのかを、ゲーム理論や進化論的アプローチ等を使って、理論的・実証的に考察する。社会的行動規範も変容してきている今日、個人の生活と夫婦間の和を達成しつつ、家族の絆の意義を主張する意欲作。

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目次

はしがき

第1章 日本における家族構造の変動
 1.1 家族における女性の役割の変化
 1.2 家族規模の縮小化
 1.3 家族の機能と世帯構造の変化
 1.4 結婚,離婚,シングルマザーの現実

第2章 家計を取り巻く経済環境の不安定化
 2.1 専業主婦と労働環境
 2.2 女性労働と労働市場の変化
 2.3 既婚女性の就業と家族属性
 2.4 結婚相手の選択基準

第3章 社会規範・慣習の変容
 3.1 進化論的アプローチ
 3.2 環境的・文化的進化論
 3.3 社会的規範・慣習の合理性
 3.4 低出生率と進化論アプローチ
 3.5 家の継承

第4章 夫婦属性と相性度に関する実証分析
 4.1 夫婦属性による意見の相違
 4.2 夫婦間における満足度の分析

第5章 日本の家庭内における夫婦の役割分業
 5.1 女性の最適な時間配分と経済環境の変化
 5.2 夫婦間の家庭内分業に関する非協調・協調
 5.3 日本における家事の分業パターン
 5.4 日本における育児負担割合
 5.5 家事・育児負担の国際比較

第6章 夫婦の経済学
 6.1 結婚市場における需要と供給分析
 6.2 世帯形成の便益
 6.3 結婚市場におけるサーチモデル
 6.4 夫婦間の協調関係・非協調関係

第7章 出生率の経済学
 7.1 子供を消費財とするモデル
 7.2 人的投資と出生率
 7.3 出生率と量・質モデル
 7.4 既婚女性の労働供給
 7.5 家事生産の外部委託

第8章 結婚システムの多様化
 8.1 同棲の増加
 8.2 未婚の母に関する現状
 8.3 結婚・未婚と労働市場
 8.4 未婚の母の理論分析
 8.5 未婚男性の効用
 8.6 未婚市場における需要と供給の法則

第9章 離婚の経済学
 9.1 離婚の現状とコースの定理
 9.2 離婚と子供の存在
 9.3 離婚と親権
 9.4 離婚の効用と結婚継続の効用

参考文献
あとがき
索引

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