民主政の不満 公共哲学を求めるアメリカ 上

手続き的共和国の憲法

民主政の不満 公共哲学を求めるアメリカ 上

コミュニタリアニズム的共和主義。『リベラリズムと正義の限界』による論争後、アメリカ憲政論とその公共哲学を論じた現代の古典。

著者 マイケル・サンデル
小林 正弥 監訳
金原恭子 監訳
ジャンル 哲学・思想・倫理
出版年月 2010年7月
ISBN 978-4-326-10196-2
判型・ページ数 A5・240ページ
定価 2,860円(税込)
在庫 在庫あり

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政治的制度は、それとは独立に育まれる思想を実現するための単なる道具ではない。政治的制度はそれ自身が思想の具現なのである。我々が正義の意味や善き生の本質といった究極的問いに抗いたくとも、我々は何らかの理論を生きているということからは逃れられないのだ。この立場から、アメリカ憲政論とその公共哲学を論じた現代の古典。

サンデル博士の内容はとても興味深い。下も買いました。まるで大学の講義を受けているみたいです。(男性 30才 介護職)

はじめに
凡例

第1部 手続き的共和国の憲法
 第1章 現代リベラリズムの公共哲学…
 リベラルの自由と共和主義の自由
 中立性への志向
 功利主義対カント的リベラリズム
 リベラルの自己
 カント主義的リベラリズムへの批判
 最小限主義的リベラリズム
 最小限主義的リベラリズムへの批判
 中絶論争 リンカーン-ダグラス論争

第2章 権利と中立的国家…
 自由と自己統治 
 アメリカ立憲主義の出現 
 初期共和国における権利章典 
 第14修正以降:切り札としての権利 
 ホウムズ裁判官の反対意見:中立性の示唆 
 中立的国家における民主政と権利 
 正の優先性の是認 

第3章 宗教的自由と言論の自由…
 宗教に対する中立性の探求
 宗教に対する中立性の正当化
 良心の自由対選択の自由
 言論の自由――中立性の到来
 猥褻と中立性
 自己統治から自己表現へ
 集団的名誉毀損と人格についての考え方
 チャプリンスキーとボハネス
 スコーキーにおけるナチス
 フェミニストのポルノグラフィー反対論

第4章 プライバシー権と家族法…
 親密さと自律
 古いプライバシーから新しいプライバシーへ
 妊娠中絶と最小限主義的寛容擁護論
 同性愛および寛容についての主意主義的擁護論
 無責主義的家族法
 婚姻,離婚,そして負荷なき自己
 寛容,自己統治,そして共同体
 
要約 一ノ瀬佳也・吉永明弘・小林正弥…
解説 小林正弥・一ノ瀬佳也…
付録 チャールズ・テイラー及びマイケル・サンデルとの質疑応答

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