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膨張する中国の対外関係

パクス・シニカと周辺国

膨張する中国の対外関係

積極的な「大国外交」を展開する中国の対外戦略を、米国・インド・台湾・ASEAN・朝鮮半島といった周辺国との関係から追究する。

著者、編者、訳者など 天児 慧 編著
三船 恵美 編著
ジャンル 政治
ISBN 978-4-326-30189-8
出版年月 2010年6月
判型・ページ数 A5判・304ページ
定価 本体3,000円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

中国は現在、環状の多国間主義の枠組みを形成している。その中心にあるのは中米関係である。本書はこの中米関係を軸に、対インド・対台湾・対ASEAN・対朝鮮半島の関係を解説し、中国の外交戦略の特徴を抽出、その本質を考察する。G2論の本質とは何か、新展開する中国の外交戦略の目的は何か、各方面の専門家が課題に取り組む。

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目次

序文
第1章 中国の台頭と対外戦略[天児慧]
 一 大国外交を展開する中国――その基盤としての経済・軍事力
 二 国際秩序におけるパワー・トランジッション
 三 「大国外交」とソフトパワー
 四 国際秩序論をめぐる根本的問題

第2章 アンビバレントな印中関係――協調と警戒[堀本武功]
 一 はじめに
 二 印中関係の略史
 三 印中関係の正負要因
 四 印米中関係
 五 むすび――今後の展望

第3章 中国の台頭とASEAN諸国の戦略――ソフト・バランシングによるリスクヘッジ[野口和彦]
 一 はじめに
 二 米中関係とASEAN――全体像のスケッチ
 三 中国の対ASEAN戦略
 四 ASEAN諸国の対中戦略
 五 ASEANのジレンマ
 六 おわりに――まとめと今後の展望

第4章 米中「大国間の協調」としての朝鮮半島六者会談――核不拡散政策と地域安保政策の交錯[倉田秀也]
 一 問題の所在――地域的核拡散と「大国間の協調」
 二 核不拡散政策と地域安全保障――強制措置の回避と対米関係
 三 「大国」の自己認識と責任の領域――「周辺外交」と多国間協議
 四 「和平崛起論」と六者会談――多国間の「安全の保証」と「十六文字方針」
 五 「和諧世界論」と「責任あるステークホルダー論」――六者会談共同声明の意義
 六 「大国間の協調」への抵抗――二つの軍事行動と安保理付託
 七 結語――中国「周辺化」の懸念

第5章 中国の対台湾政策の展開――江沢民から胡錦濤へ[小笠原欣幸]
 一 はじめに
 二 江沢民政権期の中台関係
 三 胡錦濤政権の対台湾政策
 四 馬英九登場後の新たな中台関係

第6章 「富強大国化する中国」と米中関係[三船恵美]
 一 はじめに――中国の周辺外交と米国
 二 米国の安全保障政策の調整と対中認識の変化
 三 中国の台頭と米中相互依存関係の深化
 四 中国の周辺外交政策と米中相互不信
 五 おわりに

あとがき
索引

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