特許権の安定性

情報提供、異議申立、無効審判の経済分析

特許権の安定性

安定的な特許権の重要性、特許審査の動向、異議申立制度等の特許性判断への第三者の関与、安定的な特許権とイノベーションへの効果。

著者 中村 健太
ジャンル 経済
シリーズ シリーズ経済 > 神戸大学経済学叢書
出版年月 2023年3月
ISBN 978-4-326-54647-3
判型・ページ数 A5・152ページ
定価 4,400円(税込)
在庫 在庫あり

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特許制度の根幹は特許権を付与するプロセス、すなわち特許審査である。特許審査には二種類の過誤が起こりうる。①特許性のある発明を誤って拒絶する場合、②特許性のない発明を誤って特許査定する場合。審査の質を高めることは特許制度を運用する上で重要な課題となる。本書では、この特許審査について実証研究を中心に論じる。
緒言と謝辞

序 章 本書のねらいと構成

第1章 特許権の安定性
 1.はじめに
 2.合理的無知論の是非
 3.不安定な特許の戦略的利用
 4.不安定な特許の特定
 5.おわりに

第2章 わが国における制度の概要と変遷
 1.はじめに
 2.わが国の制度の概要
 3.わが国の制度の変遷
 4.参考:諸外国の制度

第3章 情報提供制度の経済分析Ⅰ:情報提供の決定要因
 1.はじめに
 2.情報提供制度の概要
 3.情報提供制度の利用状況
 4.情報提供の決定要因:回帰分析の設定
 5.情報提供の決定要因:分析結果と考察
 6.異議申立の決定要因:結果の概要
 7.おわりに

第4章 情報提供制度の経済分析Ⅱ:特許審査の質に対する効果
 1.はじめに
 2.情報提供の特許審査に対する効果
 3.情報提供の拒絶査定不服審判に対する効果
 4.おわりに

第5章 特許権の早期明確化とイノベーション
 1.はじめに
 2.先行研究
 3.特許権の早期明確化とイノベーション:回帰分析の設定
 4.特許権の早期明確化とイノベーション:分析結果と考察
 5.おわりに

補 論 『IIPパテントデータベース』の開発と利用(IIP-DB2020対応)
 1.はじめに
 2.IIPパテントデータベース2020年版(IIP-DB2020)の概要
 3.各テーブルの概要
 4.おわりに

参考文献
初出一覧
索引

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