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過去を復元する

最節約原理,進化論,推論

過去を復元する

哲学の立場から系統学という個別科学に切り込み、生物学哲学・生物系統学・統計科学でいまなお参照される基本文献、待望の復刊!

著者、編者、訳者など エリオット・ソーバー
三中信宏
ジャンル 哲学・思想・倫理
ISBN 978-4-326-10194-8
出版年月 2010年4月
判型・ページ数 A5判・336ページ
定価 本体5,000円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

 

地球上に分布する多様な生物たちをどのように理解すればいいのか。進化プロセスが生み出した系統関係をめぐり、生物学哲学、生物系統学そして統計科学からの議論が深まってきた。原著出版から20年。系統推定の意味を問い、妥当性を掘り下げた本書の意義は、いまなお色あせない。分子進化学の進展を経た現在こそ、ひもとかれるべき1冊。

とても良い。本質的な議論の本です。訳者の解説にも多くを学びました。(男性 52才 教師)

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目次

復刊によせて
日本語版への序文
序言
謝辞

第1章 生物学からみた系統推定問題
 1.1 過去について知るためには
 1.2 パターンとプロセス
 1.3 対象と属性
 1.4 形質不整合とホモプラシーの問題

第2章 哲学からみた単純性問題
 2.1 局所的最節約性と大域的最節約性
 2.2 2種類の非演繹的推論
 2.3 存在論としての凋落
 2.4 方法論としての批判
 2.5 ワタリガラスのパラドックス
 2.6 Humeは半分だけ正しかった

第3章 共通原因の原理
 3.1 表形学の2つの陥穽
 3.2 相関・共通原因・濾過
 3.3 存在論からの1問題
 3.4 認識論からの諸問題
 3.5 尤度と攪乱変数の問題
 3.6 結論

第4章 分岐学:仮説演繹主義の限界
 4.1 生まれ出る問題
 4.2 反証可能性
 4.3 説明能力
 4.4 仮定最小化と最小性仮定
 4.5 安定性
 4.6 観察と仮説の区別

第5章 最節約性・尤度・一致性
 5.1 攪乱変数による攪乱
 5.2 最良事例にもとづく2つの便法
 5.3 統計学的一致性
 5.4 なぜ一致性なのか?
 5.5 悪魔と信頼性
 5.6 必要性と十分性
 5.7 終わりに

第6章 系統分岐プロセスのモデル
 6.1 進化モデルへの要望
 6.2 一致は近縁の証拠である
 6.3 スミス/コックドゥードル問題
 6.4 歴史への回帰
 6.5 形質進化の方向性
 6.6 頑健性
 6.7 モデルと現実
 6.8 付録:3分類群に対するスミス/コックドゥードル定理

訳者あとがき
訳者解説
参考文献
索引

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