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現代日本政治研究と丸山眞男

制度化する政治学の未来のために

現代日本政治研究と丸山眞男

戦後民主主義からの丸山思想研究でも、現代思想からの丸山思想批判でもなく。丸山を「現代政治学」へ投げ入れたとき見えてくるもの。

著者、編者、訳者など 渡部純
ジャンル 政治
ISBN 978-4-326-30186-7
出版年月 2010年3月
判型・ページ数 A5判・276ページ
定価 本体3,500円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

丸山は、同時代政治分析、日本政治論の開拓者だったはずだが、現代日本政治研究は丸山に無関心である。それは何故で、またその意味は何なのか。政治学が制度化され通常科学化される過程と、この問いは密接に関連しているだろう。自己のうちなるものを対象化してポリティの論理を解明せんとした丸山。政治学者の役割論はまだ途上にある。

著者の論文は紀要で読んだことがあるが、今日単行本となった形で読み、うなづくところ多々あった。(男性 67才)
正式な教育を受けなかった者にとって、政治学の大観を与えられた。特に丸山政治学の偉大さと今後の指針を見出しました。(男性 75才)

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目次

はしがき

Ⅰ 日本政治研究の発展と制度化過程

第一章 日本政治研究史における断絶
 第一節 戦後政治学の時期区分
 第二節 転換点――一九八七年
 第三節 レヴァイアサングループの新しさとは何だったのか

第二章 制度化と喪失
 第一節 戦後政治学の世代論
 第二節 日本政治研究における制度化
 第三節 見失われたもの

Ⅱ 丸山眞男同時代政治論の方法

第三章 制度としての国家
 第一節 主体性=作為の論理への着目
 第二節 制度論
 第三節 丸山制度論の盲点

第四章 精神構造論によるポリティ分析
 第一節 文化還元論なのか?――レヴァイアサングループによる戦後政治学批判
 第二節 異なる、或いは補強的な解釈
 第三節 ポリティと精神

Ⅲ 学問と知識人

第五章〈在家仏教主義〉論と丸山の制度化構想
 第一節〈在家仏教主義〉とは何か
 第二節 政治と学問、或いは議会と大学
 第三節 丸山における学問の擁護

第六章 制度化と政治学者の役割
 第一節 制度としての学問
 第二節 政治学者の役割
 第三節 政治学の役割

終章 一九八七年のルースボール

あとがき――二つのパラダイムの狭間で
註/索引

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