地域研究ハンドブック (紙版)

行政からの調査協力を上手に得るためには

地域研究ハンドブック
形式・仕様:
紙版 電子版

調査の質を上げ、成功させるために必要なこととは。行政から調査協力を取り付ける方法、回答率や調査協力者を増やす方法などを紹介。

著者 中野 邦彦
本田 正美
ジャンル 社会・女性
政治
出版年月 2021年5月
ISBN 978-4-326-60337-4
判型・ページ数 A5・212ページ
定価 2,420円(税込)
在庫 在庫あり

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地域を対象にした調査において行政に協力を求めるケースは多い。しかし現場からは「いきなり職場に来られた」「同時期に複数の調査依頼が寄せられる」といった戸惑いの声も聞かれる。本書は行政に依頼を行う際に基本となる考え方や実践的なテクニック、成果の公開についての準備や確認事項などを、実際の事例を示しながら解説する。
はじめに
 1 本書執筆のきっかけ
 2 本書の位置付け
 3 本書の想定している読者
 4 本書の構成

第1章 公共機関を調査対象とすること
 1.1 行政を対象にした調査の事始め
 1.2 調査対象としての行政
 1.3 行政研究の実際
 1.4 「行政による調査」と「行政を対象とした調査」について
 1.5 行政活動としての調査
 1.6 本書の狙い
 1.7 まとめ

第2章 調査設計時の考え方
 2.1 調査を設計する前に考えること
 2.2 一般的な社会調査と行政を対象とした調査との考え方の違いについて
 2.3 実現性の低い調査
 2.4 実現性の高い調査
 2.5 まとめ

第3章 実査までの手順
 3.1 関連情報の探索
 3.2 先行調査の探索
 3.3 パイロット調査
 3.4 連絡リストの作成
 3.5 まとめ

第4章 調査協力のアポイントの取り方のコツ
 4.1 アポイントの取り方
 4.2 リマインドの方法
 4.3 協力を得られない場合の対応
 4.4 様々な調査協力依頼の仕方
 4.5 コロナ時代の行政を対象とした調査のあり方
 4.6 まとめ

第5章 アンケート調査の調査プロセス
 5.1 アンケート調査の一連の流れ
 5.2 アンケート調査依頼文について
 5.3 その他,気をつけておきたいこと
 5.4 Googleフォームを用いたアンケート調査のプロセス
 5.5 その他の調査依頼方法
 5.6 まとめ

第6章 インタビュー調査の実施
 6.1 インタビュー調査の一連の流れ
 6.2 インタビュー調査依頼文について
 6.3 日程の確定から訪問
 6.4 インタビューの実施
 6.5 実施直後の注意点
 6.6 まとめ

第7章 データの整理
 7.1 調査データの整理
 7.2 データの入力方法
 7.3 データの入力に関する基本的な考え方
 7.4 インタビュー調査のデータ管理
 7.5 まとめ

第8章 調査を終えるにあたって
 8.1 報告書の書き方
 8.2 研究論文としての公表
 8.3 上級者向けのあれこれ
 8.4 まとめ

おわりに
おすすめ図書
索 引

コラム
 1 自治体における調査[関口昌幸]
 2 行政の目線で参考にしたい調査研究とは?[渡部春佳]
 3 議事機関に対する調査とは?[中尾修]
 4 自治体職員から見た対応しやすい外部からの依頼調査とは[広瀬研一郎]
 5 調査で経験した失敗と対策[中野邦彦・本田正美]
 6 うまくまわる活動と硬直化する活動の違いについて[藤井靖史]
 7 官学連携を基盤とした地域オープン・イノベーションの創出に向けて[服部大輔]
 8 自治体との上手な付き合い方ができますように[後藤省二]

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