国際レジーム
大国をルールに従わせることはできるのか? 国際レジームという概念を確立し、国際関係論を革新した不朽の論集がついに翻訳刊行!
著者 | スティーヴン・D.クラズナー 編 河野 勝 監訳 |
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ジャンル | 政治 |
シリーズ | シリーズ政治 > ポリティカル・サイエンス・クラシックス |
出版年月 | 2020年10月 |
ISBN | 978-4-326-30293-2 |
判型・ページ数 | A5・480ページ |
定価 | 5,720円(税込) |
在庫 | 在庫あり |
権謀術数うずまく国際政治で国家がルールに従っているように見えるとすれば、それはなぜなのか? 国家を制約しうる「国際レジーム」という概念を定着させ、国際政治学を進化させた名著がついに邦訳! 国際レジームは権力政治の手段にすぎないのか、大国を縛る力を持つのか、一流の研究者達による緊張感ある論争を、ここにお届けする。
ポリティカル・サイエンス・クラシックス 刊行にあたって
日本語版への序文
第Ⅰ部 概 説
第1章 構造的原因とレジームの結果:媒介変数としてのレジーム[スティーヴン・D. クラズナー]
1.レジームとレジーム変化の定義
2.レジームは重要か?
3.レジームの発展の説明
4.結 論
第2章 言葉は人を傷つける:レジームについて誰が誰に何を語ったか[アーンスト・B. ハース]
1.レジーム研究の知的設定
2.レジームと有機的メタファー
3.レジームと機械的メタファー
4.進化論的シンセシス?
第Ⅱ部 グロチウス主義の見方
第3章 国際レジーム:帰納的分析からの教訓[ドナルド・J. プッチャーラ レイモンド・F. ホプキンス]
1.比較研究にとって重要なレジームの区別
2.植民地主義レジーム,1870~1914年
3.食糧レジーム,1949~1980年
4.結 論
第4章 レジームのダイナミクス:国際レジームの出現と崩壊[オラン・R. ヤング]
1.人間が作り出した産物としてのレジーム
2.レジームの形成
3.レジームの変容
4.結 論
第Ⅲ部 構造主義の見方
第5章 調整と協力:アナーキーな世界におけるレジーム[アーサー・A. スタイン]
1.アナーキーとレジーム
2.協力と調整
3.レジームと利害
4.結 論
第6章 国際レジームに対する需要[ロバート・O. コヘイン]
1.システム制約-選択分析:長所と限界
2.国際レジームの文脈と機能
3.国際レジームの需要理論の諸要素
4.国際レジームにおける情報,公開性,およびコミュニケーション
5.不確実性への対処:保険としてのレジーム
6.結 論
第Ⅳ部 事 例
第7章 安全保障レジーム[ロバート・ジャーヴィス]
1.なぜ安全保障は異なるのか
2.安全保障レジームの形成条件
3.安全保障レジームとしてのヨーロッパ協調
4.勢力均衡
5.戦後の安全保障
6.結 論
第8章 国際レジーム,取引,そして変化:戦後経済秩序に埋め込まれた自由主義[ジョン・ジェラルド・ラギー]
1.国際的権威の構造
2.埋め込まれた自由主義という妥協
3.補完的な取引の流れ
4.規範支配型変化
5.歪み,矛盾,そして展望
第9章 貿易のトランスフォーメーション:レジーム変化の源泉と効果[チャールズ・リプソン]
1.今日の貿易レジームはどれほど自由主義的か
2.レジーム変化の説明
3.貿易レジームのインパクト
4.結 論
第10章 GATTと貿易障壁規制:レジームのダイナミクスと機能[ジョック・A. フィンレイソン マーク・W. ザッカー]
1.レジームのダイナミクス:枠組みとプログラムの進化
2.GATTレジームの機能
第11章 国際収支のファイナンシング:レジームの進化[ベンジャミン・J. コーエン]
1.ファイナンシングの役割
2.ブレトンウッズ体制
3.レジームの進化
4.レジームと行動の関係
5.レジームの管轄区域
第Ⅴ部 反対と賛成,それぞれの結論
第12章 気をつけろ,ドラゴンがいるぞ!:レジーム分析への批判[スーザン・ストレンジ]
1.レジーム概念に関する5つの批判
2.より良い代替案の概要
第13章 レジームとリアリズムの限界:自律変数としてのレジーム[スティーヴン・D. クラズナー]
1.リアリズムの2つの見方:ビリヤードボールと構造プレート
2.レジームの自律性:ラグとフィードバック
3.結 論
監訳者あとがき
索 引
著者・訳者紹介
日本語版への序文
第Ⅰ部 概 説
第1章 構造的原因とレジームの結果:媒介変数としてのレジーム[スティーヴン・D. クラズナー]
1.レジームとレジーム変化の定義
2.レジームは重要か?
3.レジームの発展の説明
4.結 論
第2章 言葉は人を傷つける:レジームについて誰が誰に何を語ったか[アーンスト・B. ハース]
1.レジーム研究の知的設定
2.レジームと有機的メタファー
3.レジームと機械的メタファー
4.進化論的シンセシス?
第Ⅱ部 グロチウス主義の見方
第3章 国際レジーム:帰納的分析からの教訓[ドナルド・J. プッチャーラ レイモンド・F. ホプキンス]
1.比較研究にとって重要なレジームの区別
2.植民地主義レジーム,1870~1914年
3.食糧レジーム,1949~1980年
4.結 論
第4章 レジームのダイナミクス:国際レジームの出現と崩壊[オラン・R. ヤング]
1.人間が作り出した産物としてのレジーム
2.レジームの形成
3.レジームの変容
4.結 論
第Ⅲ部 構造主義の見方
第5章 調整と協力:アナーキーな世界におけるレジーム[アーサー・A. スタイン]
1.アナーキーとレジーム
2.協力と調整
3.レジームと利害
4.結 論
第6章 国際レジームに対する需要[ロバート・O. コヘイン]
1.システム制約-選択分析:長所と限界
2.国際レジームの文脈と機能
3.国際レジームの需要理論の諸要素
4.国際レジームにおける情報,公開性,およびコミュニケーション
5.不確実性への対処:保険としてのレジーム
6.結 論
第Ⅳ部 事 例
第7章 安全保障レジーム[ロバート・ジャーヴィス]
1.なぜ安全保障は異なるのか
2.安全保障レジームの形成条件
3.安全保障レジームとしてのヨーロッパ協調
4.勢力均衡
5.戦後の安全保障
6.結 論
第8章 国際レジーム,取引,そして変化:戦後経済秩序に埋め込まれた自由主義[ジョン・ジェラルド・ラギー]
1.国際的権威の構造
2.埋め込まれた自由主義という妥協
3.補完的な取引の流れ
4.規範支配型変化
5.歪み,矛盾,そして展望
第9章 貿易のトランスフォーメーション:レジーム変化の源泉と効果[チャールズ・リプソン]
1.今日の貿易レジームはどれほど自由主義的か
2.レジーム変化の説明
3.貿易レジームのインパクト
4.結 論
第10章 GATTと貿易障壁規制:レジームのダイナミクスと機能[ジョック・A. フィンレイソン マーク・W. ザッカー]
1.レジームのダイナミクス:枠組みとプログラムの進化
2.GATTレジームの機能
第11章 国際収支のファイナンシング:レジームの進化[ベンジャミン・J. コーエン]
1.ファイナンシングの役割
2.ブレトンウッズ体制
3.レジームの進化
4.レジームと行動の関係
5.レジームの管轄区域
第Ⅴ部 反対と賛成,それぞれの結論
第12章 気をつけろ,ドラゴンがいるぞ!:レジーム分析への批判[スーザン・ストレンジ]
1.レジーム概念に関する5つの批判
2.より良い代替案の概要
第13章 レジームとリアリズムの限界:自律変数としてのレジーム[スティーヴン・D. クラズナー]
1.リアリズムの2つの見方:ビリヤードボールと構造プレート
2.レジームの自律性:ラグとフィードバック
3.結 論
監訳者あとがき
索 引
著者・訳者紹介
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定価 4,180円(税込)