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柔道整復の社会学的記述 新刊

柔道整復の社会学的記述

柔道整復師の施術は患者との相互行為を通じて達成される。相互行為の「記述」から明らかになる柔道整復師たちの実践的知識や方法論。

著者、編者、訳者など 海老田 大五朗
ジャンル 社会・女性
ISBN 978-4-326-60312-1
出版年月 2018年10月
判型・ページ数 A5判・256ページ
定価 本体4,700円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

柔道整復師は患者から情報を引き出し、患部を探し当て、施術する。これらの見立てや施術は柔道整復師と患者の相互行為によって成立する。「それらを可能にするために柔道整復師は何をしているのか」という問いから見えてくる、柔道整復師たちの実践的知識や方法論。「柔道整復」の成り立ちや医療場面の研究方法論も類無き検討。

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目次

序章 社会のなかの柔道整復

第Ⅰ部 本研究の対象と方法

第1章 柔道整復師はどのようにしてその名を得たか
 1─1 はじめに
 1─2 明治・大正期における講道館柔道の普及
 1─3 接骨術の歴史
 1─4 明治期における漢方医学・和方医学と蘭方医学の対立
 1─5 「柔道接骨術」公認の戦略と名称をめぐる問題
 1─6 本章のまとめ

第2章 柔道整復師と接骨院
 2─1 柔道整復師法における柔道整復師ならびに施術所の定義
 2─2 急増する柔道整復師と接骨院
 2─3 データ収集の協力を得た2つの接骨院について
 2─4 まとめ

第3章 医療場面のエスノメソドロジー研究
 3─1 医療を社会的観点から記述すること
 3─2 医療をフィールドにしたエスノメソドロジー研究
 3─3 医療面接場面の会話分析批判はどのようになされてきたか
 3─4 医療面接はどのように記述されてきたか
 3─5 医療場面において身体はどのように記述されてきたか
 3─6 医療場面におけるワークはどのように記述されてきたか
 3─7 テンハヴの指摘
 3─8 本書は先行研究のなかでどのように位置づけられるか

第4章 相互行為の「薄い/厚い」記述とヴィデオデータ
 4─1 相互行為の記述と録音録画機器
 4─2 フィールドワークとその前提としての日常生活
 4─3 録音録画データへの批判
 4─4 ライルの「厚い」記述とエスノメソドロジー
 4─5 録音録画されたデータをどのように使用するか
 4─6 トランスクリプトの表記と分析対象になるデータについて
 4─7 まとめ

第Ⅱ部 見立てにおける相互行為

第5章 問診
 5─1 目的と方法
 5─2 本章のデータについて
 5─3 分析と考察
 5─4 本章のまとめ

第6章 触診
 6─1 目的
 6─2 分析及び考察
 6─3 まとめ

第7章 プロフェッショナル・ヴィジョン
 7─1 柔道整復師の静止画を見る方法
 7─2 分析と考察
 7─3 インフォームド・コンセント場面

第Ⅲ部 施術における相互行為

第8章 身体に電気を流す
 8─1 はじめに
 8─2 電気療法実践の分析
 8─3 まとめ

第9章 身体を固定する
 9─1 柔道整復師による保存療法とその専門性
 9─2 柔道整復師に期待される保存療法についての知識
 9─3 固定具作成の実践
 9─4 固定具を使用した固定の実践
 9─5 柔道整復師による固定の方法とその志向

第10章 ストレッチング
 10─1 目的と方法
 10─2 分析
 10─3 まとめ

第11章 セルフストレッチングの指導
 11─1 はじめに
 11─2 分析及び結果
 11─3 考察とまとめ

終章 本書のまとめ

あとがき
文献
索引

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