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どぐら綺譚 魔人伝説 [松本健一伝説シリーズ]

日本人の精神の闇を描く──

どぐら綺譚 魔人伝説

「何ものかに憑かれた」魔人・高山彦九郎。その名をみるたびに、私は戦後精神史というものはいったい何だったのかと深く考える。

著者、編者、訳者など 松本健一
ISBN 978-4-326-95045-4
出版年月 2009年9月
判型・ページ数 四六判・248ページ
定価 本体2,200円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

「魔人とは、何ものかに憑かれたひとのことである。何にどのように憑かれたのか。」──「草莽之臣」高山彦九郎の自刃の暗い闇に立ち現れてくる、夢野久作の「ドグラ・マグラ(幻魔術)」を、いや「ドグラ」の謎を追い求め、「高山彦九郎から夢野久作に繋ぐ幻」とは何であったか。日本精神史における追放された浪人の原像を見出そうとした。

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目次

I どぐら綺譚――高山彦九郎から夢野久作に繋ぐ幻
 第一章 彦九郎自刃の地
 第二章 草莽と魔人と
 第三章 狂を発す
 
II 「どぐら綺譚」残響
 洞川まで――「どぐら綺譚」残響
 借地虚無党の謎――幸米松論
 『夢野久作の日記』をめぐって――日本モダニズムの深層
 夢野久作と江戸川乱歩――モダニズムからファシズムへ
 玄界灘のむこうへ
 
III 「どぐら綺譚」への旅――『日本精神史への旅』より
 高山彦九郎と九州
 彦九郎と日田
 狂発するのみ
 けしけし山の視界
 水天宮の真木和泉
 彦九郎はアイヌ系?
 『日本二千六百年史』とアイヌ
 唐津と大川周明
 小さな墓
 どぐら久兵衛のこと
 青山一片のけむり
 美しい死?

IV 一人でいても淋しくない――頭山満と玄洋社群像
 頭山満――西郷隆盛の「敬天愛人」
 狂を発する人
 快人と魔人
 「個」のナショナリスト
 もう一つの帝国主義
 広田広毅――自ら弁明せず
 あたたかい同士の集団

増補・新版 あとがき

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