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酸っぱい葡萄 [双書現代倫理学] 新刊

合理性の転覆について

酸っぱい葡萄

人間の合理性とは何かを問い、適応的選好形成という功利主義や倫理学にとっての重要問題を投げかけるエルスターの名著、待望の邦訳。

著者、編者、訳者など ヤン・エルスター
玉手 慎太郎
ジャンル 哲学・思想・倫理
ISBN 978-4-326-19970-9
出版年月 2018年10月
判型・ページ数 四六判・404ページ
定価 本体4,000円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

「手に入らない葡萄は酸っぱい」と考えるイソップ童話の狐のように、実行可能な選択肢の少ない制限された環境にあって、その中でも十分な満足を得られるように選好を切り詰めてしまうことを適応的選好形成と言う。社会科学の哲学者として幅広い射程で活躍するエルスターが、人間の合理性に照準を合わせて論争的な問題を抉り出す。

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目次

「ケンブリッジ哲学古典シリーズ」版への序
まえがきと謝辞
凡例

第一章 合理性
 1 はじめに
 2 個人的合理性――薄い理論
 3 個人的合理性――広い理論
 4 集合的合理性――薄い理論
 5 集合的合理性――広い理論

第二章 本質的に副産物である状態
 1 はじめに
 2 望みえないものを望む
 3 自己管理のための技術
 4 命令
 5 印象づけようという試み
 6 ふりをする
 7 芸術における選択と意図
 8 権力の無能力
 9 自滅的な政治理論
 10 意味の強迫的探求

第三章 酸っぱい葡萄
 1 はじめに
 2 概念の地図を描く
 3 権力・自由・厚生
 4 酸っぱい葡萄と社会選択

第四章 信念・バイアス・イデオロギー
 1 はじめに
 2 状況によってもたらされた信念
 3 利益によってもたらされた信念
 4 バイアスの利得

原注
訳注
解説 『酸っぱい葡萄』の背景と射程(玉手慎太郎)
訳者あとがき
文献一覧
事項索引
人名索引

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