『哲学探究』とはいかなる書物か (紙版)
理想と哲学
- 形式・仕様:
- 紙版 電子版
『探究』は何のために書かれたのか? そこで示された「哲学」の姿とは? 「日記」を手がかりとして、この書物の謎を解き明かす。
著者 | 鬼界 彰夫 著 |
---|---|
ジャンル | 哲学・思想・倫理 |
シリーズ | シリーズ哲学・思想・倫理 > ウィトゲンシュタイン『哲学探究』を読む |
出版年月 | 2018年10月 |
ISBN | 978-4-326-15457-9 |
判型・ページ数 | 4-6・400ページ |
定価 | 3,960円(税込) |
在庫 | 在庫あり |
『哲学探究』が読者に謎として立ち現れるのは、ウィトゲンシュタインの哲学的思考と彼自身の生が、この書物の中に、同時に分かち難い形で存在するからである。その高次の結びつきの露頭と言うべき「哲学論」(§§89~133)を、「日記」や手稿ノートなどの新資料を駆使して精緻に読み解き、『探究』の真の姿に迫る。待望のシリーズ第一巻!
【電子書籍あり】
紀伊國屋書店
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はしがき
第Ⅰ部 準 備
第一章 謎としての『哲学探究』とそれを解く鍵
1 『哲学探究』の難解さと謎
2 『探究』という謎への鍵(1)――『探究』と「茶色本」(あるいは「青色本」)との類似性
3 『探究』という謎への鍵(2)――『探究』と「茶色本」(あるいは「青色本」)との決定的相違
第二章 謎を解く鍵としての「哲学論」(§§89~133)――読解の手掛かり
1 『哲学探究』における「哲学論」の位置づけと意味
2 我々の「哲学論」解釈が答えるべき問い
3 「哲学論」のテキストの成立過程とソース
第Ⅱ部 読 解
第三章 論理と理想――「哲学論」前半(§§89~108)
1 「哲学論」前半の読解の手順と手掛かりとなる背景的事実
2 「論理の崇高性」の問いの意味――§89a
3 「論理」を巡る『論考』の錯覚――§§89b~92と§§93~97
4 「理想」についての根本的誤解――§§98~108
第四章 新しい哲学像――「哲学論」後半(§§109~133)
1 テキストの構成とMS142(およびTS220)との関係
2 『論考』の根本的誤解からの脱却の道――§§109~118
3 新しい哲学像の苦悶の中でのアフォリズム的予見――§§119~129
4 新しい哲学と「言語ゲーム」――§§130~133
5 世界の相転換としての哲学――『探究』最終版から消えた哲学論
第Ⅲ部 応 用
第五章 我々に示されたもの
1 科 学
2 哲 学
注
あとがき
付表1・2
事項索引
人名索引
第Ⅰ部 準 備
第一章 謎としての『哲学探究』とそれを解く鍵
1 『哲学探究』の難解さと謎
2 『探究』という謎への鍵(1)――『探究』と「茶色本」(あるいは「青色本」)との類似性
3 『探究』という謎への鍵(2)――『探究』と「茶色本」(あるいは「青色本」)との決定的相違
第二章 謎を解く鍵としての「哲学論」(§§89~133)――読解の手掛かり
1 『哲学探究』における「哲学論」の位置づけと意味
2 我々の「哲学論」解釈が答えるべき問い
3 「哲学論」のテキストの成立過程とソース
第Ⅱ部 読 解
第三章 論理と理想――「哲学論」前半(§§89~108)
1 「哲学論」前半の読解の手順と手掛かりとなる背景的事実
2 「論理の崇高性」の問いの意味――§89a
3 「論理」を巡る『論考』の錯覚――§§89b~92と§§93~97
4 「理想」についての根本的誤解――§§98~108
第四章 新しい哲学像――「哲学論」後半(§§109~133)
1 テキストの構成とMS142(およびTS220)との関係
2 『論考』の根本的誤解からの脱却の道――§§109~118
3 新しい哲学像の苦悶の中でのアフォリズム的予見――§§119~129
4 新しい哲学と「言語ゲーム」――§§130~133
5 世界の相転換としての哲学――『探究』最終版から消えた哲学論
第Ⅲ部 応 用
第五章 我々に示されたもの
1 科 学
2 哲 学
注
あとがき
付表1・2
事項索引
人名索引
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