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マンゴーと手榴弾 [けいそうブックス] 新刊

生活史の理論

マンゴーと手榴弾

個人の語りに立脚する社会学の理論と実践。私たちはいかにして、人生の物語を「歴史と構造」に架橋することができるだろうか。

著者、編者、訳者など 岸 政彦
ジャンル 社会・女性
ISBN 978-4-326-65414-7
出版年月 2018年10月
判型・ページ数 四六判・352ページ
定価 本体2,500円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

人生とは何か──鉤括弧を外して再び語るために 

沖縄戦の最中に手渡された手榴弾と、聞き取りの現場で手渡されたマンゴー。「こちら側」と「あちら側」の境界線を越えて行き来する、語りと記憶と「事実」。ストーリーの呪縛から逃れ、孤独な人生について、過酷な世界について、直接語り合おう。「約束としての実在論」へ向けた、ポスト構築主義の新しい生活史方法論。 

私たちは、頼んでもいないのに特定の時代の特定の場所で生まれ、あらかじめ決められた狭い条件のなかで、それでもせめてよりよく生きようと、必死で暮らしている。生活史を聞き取ることで私たちは、私たちの人生のもろもろが、ひとりだけの問題ではなく、社会的な問題であること、あるいはまた、社会的な問題は、それぞれひとりひとりの人生のなかで経験されることに気づく。私たちは、歴史と構造によって、私たちの人生の多くの部分を規定されてしまっている。そういう意味で私たちはひとりきりではない。そして私たちは、そうした歴史と構造のなかで、それぞれひとりきりの人生を送らなければならない。そういう意味で私たちはひとりきりである。――本文より

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目次

はじめに

マンゴーと手榴弾─語りが生まれる瞬間の長さ

鉤括弧を外すこと─ポスト構築主義社会学の方法

海の小麦粉─語りにおける複数の時間

プリンとクワガタ─実在への回路としてのディテール

沖縄の語り方を変える─実在への信念

調整と介入─社会調査の社会的な正しさ

爆音のもとで暮らす─選択と責任について

タバコとココア─「人間に関する理論」のために

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