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意思主義をめぐる法的思索 これから出る本

意思主義をめぐる法的思索

当事者の意思を最大限に尊重し、所有権移転の原因となる諸契約の成立やその効果を根拠づける「意思主義」とは何か。

著者、編者、訳者など 今村 与一
ジャンル 法律
ISBN 978-4-326-40358-5
出版年月 2018年7月
判型・ページ数 A5判・368ページ
予価 本体5,800円+税
 

内容説明

時代や社会によって異なる多様な正義の実現を目ざした人間の思考、「法的思考」でもって、「意思主義」を精緻に検討する。そこには、どのような人間観、社会観が息づいているのか。あらゆる形式から解放された意思の力を基調とする法原理のもとでも、その弱点に留意し、これを是正するためには、いかなる方策が必要となるか。

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目次

序章 本書の問題関心

第一章 意思主義の理解
 一 ある裁判例─問題提起を兼ねて
 二 フランス法上の意思主義の相貌
 三 意思主義の日本的理解の諸特徴

第二章 意思主義と公証人職
 一 問題
 二 フランスの公証人職
 三 日本における公証人職の現状
 四 「釧路公正証書事件」の波紋
 五 結語

第三章 意思主義と書証主義
 一 書証主義の由来
 二 意思主義のもとでの文書の働き
 三 書証主義の試練

第四章 意思自治の観点から見た司法書士像
 一 問題の端緒
 二 これまでの司法書士像
 三 法律専門職に期待される役割
 四 これからの司法書士像

第四章〔補論〕民法、そして不動産取引のこれから
 一 公示と公証
 二 法律家の役割
 三 法発展の動因

第五章 意思主義と不動産公示
 一 母法に見る意思主義の到達点
 二 母法に見る不動産公示制度の変遷
 三 日本法固有の「対抗要件主義」
 四 日本法の現在と将来

第五章〔補論1〕 数次相続における「中間省略登記」の全部抹消請求(土地所有権移転登記抹消登記手続請求事件、最高裁平一六(オ)四〇二号、平17・12・15一小法廷判決、破棄差戻、判例時報一九二〇号三五頁)
第五章〔補論2〕 登記簿上所有者が不明とされた不動産について時効取得による所有権保存登記を経由するための方法(土地所有権確認請求事件、最高裁平二二(受)二八五号、平23・6・3二小法廷判決、上告棄却、裁判集民事二三七号九頁、判例時報二一二三号四一頁)
あとがき
索引

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