ローティ論集

「紫の言葉たち」/今問われるアメリカの知性

ローティ論集

広大な知の裾野に咲き誇るローティの哲学。アメリカの知性は、われわれに何を託して逝ったのか。選りすぐりの重要論文に解題を付す。

著者 リチャード・ローティ
冨田 恭彦 編訳
ジャンル 哲学・思想・倫理
出版年月 2018年8月
ISBN 978-4-326-10269-3
判型・ページ数 A5・292ページ
定価 4,620円(税込)
在庫 在庫あり

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バージニア時代とそれ以降にローティが執筆した論文の中から、彼の思想の特徴をさまざまな切り口で示す6篇を選び、あわせて死の直前に執筆された「知的自伝」を訳出。各章に道案内として解題と訳注を付す。死してなお輝きを増すアメリカの知性の全容を示すとともに、その「紫の言葉たち」がわれわれに何を託そうとしたかを探る。
編訳者まえがき

第1章 ヴィトゲンシュタイン・ハイデッガー・言語の物象化(一九八九年)
 【解題】
 認識論的転回と言語論的転回
 言語論的転回─前期ヴィトゲンシュタインと後期ヴィトゲンシュタイン
 「神秘的なもの」
 ハイデッガー─前期と後期
 現実からの逃避に抗して
 前期ヴィトゲンシュタインが気づいていたこと
 【本文】

第2章 合理性と文化的差異(一九九一年)
 【解題】
 三つの合理性
 文化についての三つの考え方
 西洋至上主義と、虐げられたものの賛美の、いずれをも超えて
 デューイの視点と問題提起
 「進化論的、テクノクラシー的プラグマティズム」か「超越の理論」か
 【本文】

第3章 亡霊が知識人に取り憑いている─デリダのマルクス論(一九九五年)
 【解題】
 ローティの両親
 改良主義的左翼
 マルクス主義と、デリダに対して
 【本文】

第4章 分析哲学と会話哲学(二〇〇三年)
 【解題】
 分析哲学と大陸哲学
 「概念分析」といった活動は存在するのか
 文化政治─「哲学者が正しく捉えることのできるものが存在するか」再説
 【本文】

第5章 反聖職権主義と無神論(二〇〇三年)
 【解題】
 ローティと宗教
 ヴァッティモの「弱い」思考を手掛かりに
 【本文】

第6章 プラグマティズムとロマン主義(二〇〇七年)
 【解題】
 ローティとロマン主義
 ローティと西洋哲学史
 【本文】

第7章 知的自伝(二〇〇七年)
 【解題】
 【本文】

編訳者あとがき
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事項索引
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