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軍備と影響力

核兵器と駆け引きの論理

軍備と影響力

ノーベル賞に輝くシェリングの著書、待望の完訳! 核兵器は戦略にどう影響するのか? 北朝鮮問題が急展開を迎える今、必読の一冊!

著者、編者、訳者など トーマス・シェリング
斎藤 剛
ジャンル 政治
ISBN 978-4-326-30268-0
出版年月 2018年7月
判型・ページ数 A5判・320ページ
定価 本体4,200円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

2005年にノーベル経済学賞を受賞したシェリングの主著のひとつを、受賞記念講演を加えてついに日本語訳! 核兵器で国家の駆け引きはどう変わるのか? そのカラクリをダイナミックかつ緻密に浮かび上がらせ、「相互確証破壊」の根拠を紐解く。好むと好まざるとにかかわらず、私たちは核兵器の問題から逃れられないのだ。

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目次

2008年版にむけての序文
初版序文

第1章 暴力という外交
 力ずくと強制の対比
 戦争における強制的な暴力
 苦痛と損害の戦略的役割
 恐怖と暴力に対する核の寄与
 戦場での戦いから暴力という外交へ

第2章 コミットメントの技法
 信頼性と合理性
 目的と能力の整合――主動性の放棄
 目的と能力の整合――「コミットメント」のプロセス
 コミットメントの相互依存性
 敵のコミットメントを疑う
 コミットメントからの逃避
 敵のコミットメントからの回避
 抑止と「強要」の違い
 防衛と抑止,攻撃と強要
 強要の脅しにおける「連関」
 強要と瀬戸際政策

第3章 リスクの扱い
 瀬戸際政策――リスクの扱い
 リスクを生み出す制限戦争
 核兵器とリスクの増大
 体面,神経,そして予期

第4章 慣用表現としての軍事行動
 暗黙の駆け引きと通常戦力の限界
 慣用表現としての復仇
 戦術的反応と外交的反応
 慣例的な敷居の扱い
 敷居の特質
 「究極の制限」
 戦場の戦争,リスクの戦争,そして苦痛と破壊の戦争
 復仇と越境追撃
 強制戦争
 強制戦争と強要
 強制核戦争
 「戦略戦争」の相手としての中国

第5章 極限の生存競争という外交
 敵の兵力と都市
 暴力と暴力の対決
 決定的な問題――終わらせること
 休戦と軍備管理
 いくつかの厳しい選択
 戦争における交渉

第6章 相互警報の力学
 害をもたらす拙速の影響
 「脆弱性」と抑止
 兵器の性格――力と安定
 動員――現代における例証
 武装世界における安定の問題
 武装解除世界における安定の問題
 国際的な軍事当局
 安定に資する軍縮の設計

第7章 軍備競争という対話
 継続する対話
 軍備レベルを巡る暗黙の駆け引き
 軍事力の整備目標にかかわるコミュニケーション
 軍備競争におけるフィードバック
 暴力の抑制

あとがき――驚くべき60年:広島の遺産
訳者あとがき
事項索引
人名索引
著者・訳者紹介

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