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「男らしさ」の快楽

ポピュラー文化からみたその実態

「男らしさ」の快楽

楽しく生きよう男たち。多様な生き方を見つめなおし、変化の激しいこれからの社会を生き抜くために新たな処方箋を提示する。

著者、編者、訳者など 宮台真司
辻泉
岡井崇之
ジャンル 社会・女性
ISBN 978-4-326-65347-8
出版年月 2009年9月
判型・ページ数 四六判・340ページ
定価 定価2,940円(本体価格2,800円)
在庫 在庫あり
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内容説明

ファッション、格闘技、ラグビー、ホストクラブ、性風俗、オーディオマニア、鉄道ファン、ロック音楽などの事例を取り上げ、楽しさの実態を内在的かつ詳細に記述しながら、「男らしさ」をとらえ直す。従来、家庭や労働における性別役割分業論を中心に否定しつくされてきた「男らしさ」に、肯定面をも含み込んだ現実的な方途を探る。

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目次

まえがき

第I部 「男らしさ」のとらえ方

第一章 「男らしさ」への三次元アプローチ──楽しい「男らしさ」の社会学へ[辻泉]
 1 楽しい「男らしさ」の社会学へ
 2 「男らしさ」への三次元アプローチ
 3 本書の構成

第二章 「男らしさ」はどうとらえられてきたのか──「脱鎧論」を超えて[岡井崇之]
 1 なぜ、それでも「男らしく」ありたいのか
 2 マスキュリニティ研究が提起するもの
 3 日本のポピュラー文化研究と「男性性」
 4 快楽の内在的な探究へ

第II部 自己=身体性──男たちの自己鍛錬

第三章 部族化するおしゃれな男たち──女性的な語彙と「男らしさ」の担保[谷本奈穂・西山哲郎]
 1 「男らしさ」とおしゃれの微妙な距離
 2 男性の灰色化
 3 おしゃれな男
 4 同質社会性──小集団化するジェンダー意識

第四章 男たちはなぜ闘うのか──格闘技競技者にみる「男らしさ」の現在[岡井崇之」
 1 なぜ、格闘技なのか
 2 スポーツ・ジェンダー論再考
 3 総合格闘技道場という空間
 4 格闘技競技者のライフヒストリー
 5 後景化する「男らしさ」

第III部 集団=関係性──男たちの対人コミュニケーション

第五章 一人ぼっちでラグビーを──グローバル化とラグビー文化の実践[河津孝宏]
 1 グローバル化とスポーツ文化、そして男性性
 2 日本ラグビーの熱狂と停滞
 3 ラグビーをプレーする──ローカルな共同性の実践
 4 ラグビーを観る──共同性からの離脱と競技性の消費
 5 排他性と優越性なき「男」

第六章 「男らしさ」の装着──ホストクラブにおけるジェンダー・ディスプレイ[木島由晶]
 1 〈男〉を演じる
 2 上演舞台としてのホストクラブ
 3 ホストクラブのジェンダー・パフォーマンス
 4 「男らしさ」のコーディネイト

第七章 「エッチごっこ」に向かう男たち──性風俗利用における「対人感度」[多田良子]
 1 性風俗利用者への着目
 2 「マッチョ」な利用男性というイメージ
 3 性風俗サービスの利用状況
 4 利用における「対人感度」
 5 「対人感度」の行方

第IV部 社会=超越性──男たちのロマン

第八章 オーディオマニアと〈ものづくりの快楽〉──男性/技術/趣味をめぐる経験の諸相[溝尻真也]
 1 「男の趣味」としてのオーディオ
 2 オーディオ自作とその生成
 3 オーディオ趣味の快楽と困難──オーディオ自作者への聞き取り調査から
 4 オーディオ趣味は本当に「男の趣味」なのか?──趣味とジェンダーをめぐる関係の再考へ

第九章 なぜ鉄道は「男のロマン」になったのか──「少年の理想主義」の行方[辻泉]
 1 現実離れした「男のロマン」
 2 「男のロマン」とは何か
 3 なぜ鉄道は「男のロマン」になったのか
 4 「男のロマン」はどこへ向かうのか

第十章 ロック音楽の超越性と男性性──ピエール・ブルデューの相同性理論を基に[南田勝也]
 1 ロックと男性性
 2 超越性と男性性
 3 ロックと超越性
 4 男性性と女性性

終 章 「自分らしさ」から、とりあえずの「男らしさ」へ──ポピュラー文化からみた「男らしさ」の行方[宮台真司・辻泉]
 1 「男らしさ」の実態
 2 「男らしさ」に、今何が必要か

あとがき

参考文献
事項索引
人名索引

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