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地政学の時代

リアリズムで迫る日本近代史

地政学の時代

極東アジアの地政学的リスクが、開国・維新期のそれに酷似する極度の緊迫状況にあるいま、先人の智略から国防論や安全保障論を学ぶ。

著者、編者、訳者など 森田 徳彦
ジャンル 政治
ISBN 978-4-326-30267-3
出版年月 2018年6月
判型・ページ数 A5判・344ページ
定価 本体4,500円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

本書は「地政学」的リアリズムの視座から、特に日本が関わった近代の戦争(日清戦争、日露戦争、日韓併合、第一次世界大戦、シベリア出兵、満洲事変等)に焦点を当て、マッキンダーやスパイクマンの地政学を駆使して日本近代史の再構築を試みる。日本がなぜ戦争に敗けたのか、その根底にある真実を究める、新しい日本近代史の誕生。

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目次

序 章 地政学と日本近現代史──日清・日露戦争前夜に回帰する動乱の東アジア
 一 「地政学」とは何か
 二 海洋系(英米系)地政学
 三 大陸系地政学(ドイツ地政学)──「ゲオポリティーク」
 四 核の地政学、日本の地政戦略(ジオ・ストラテジー)

第1章 英露角逐の東アジアと日清戦争──列強に伍する明治のリアリズム
 一 英露角逐の東アジア
 二 英露対立と日清対立(日清朝三つ巴の抗争)
 三 米独仏のアジア戦略と日清戦争
 四 日清開戦前夜の朝鮮半島をめぐる英露の攻防
 五 日清開戦、日清講和、そして三国干渉に対する列強の対応
 補遺

第2章 「第零次世界大戦」としての日露戦争──海洋国家と大陸国家の地政学的対立
 一 満韓(「アジアの東欧」)をめぐる日露の攻防
 二 「第零次世界大戦」という視点(歴史認識)
 三 日露開戦、ポーツマス条約、英露日仏四国「対独包囲網」
 補遺──日露戦争に敗北していたなら、ロシア(ソ連)の植民地となっていた日韓

第3章 「勢力均衡力学」の産物であった日韓併合──独立・安定維持が難儀な半島国家の宿命
 一 国際政治力学から見た日韓併合
 二 ユーラシア地政学(日仏英露「四国同盟」)から見た日韓併合
 三 地政学、戦争学、戦略論から見た日韓併合
 補遺──列強間の地政学的政治力学の産物であった日韓合邦

第4章 日英同盟、第一次世界大戦、シベリア出兵──太平洋地政学から見た日米衝突の淵源
 一 第一次世界大戦の地政学 海洋国家か大陸国家か
 二 太平洋地政学をめぐる日米の確執──「日本潰し」のワシントン体制
 三 対日戦争計画「オレンジ・プラン」
 四 「アジアの問題児」中国の策略
 五 第一次世界大戦におけるドイツの陰謀
 六 シベリア出兵の地政学的意義
 補遺──知日派クローデルとマクマリーは日英同盟とワシントン体制をどう見ていたか

第5章 “アジアの東欧・満洲”をめぐる攻防──地政学が明かす満洲事変の真相

 一 清朝領「満洲」の地政学的価値
 二 満洲事変の背景にあった「魔界」中国と共産主義の脅威
 三 満洲事変の地政学
 補遺──幻の「アジア版NATO」構想

おわりに 西部邁氏の慧眼──「仕組まれた大東亜戦争」の顛末

あとがき
参考文献
事項索引
人名索引

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