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市民的自由のための市民的熟議と刑事法

増田豊先生古稀祝賀論文集

市民的自由のための市民的熟議と刑事法

刑事法学の研究と教育に尽力された増田豊先生の古稀を記念した論文集。24名の多角的な論文によって、基礎的な課題が探究される。

著者、編者、訳者など 伊東 研祐
小島 秀夫
中空 壽雅
松原 芳博
ジャンル 法律
ISBN 978-4-326-40353-0
出版年月 2018年3月
判型・ページ数 A5判・432ページ
定価 本体9,500円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

「刑事法学の法倫理学的考察」を中心に研究を深めてきた増田豊先生にゆかりの深い研究者が、具体的な刑法判例や刑法基礎理論の今日的考察、さらには刑事訴訟法、法哲学的な課題といった観点から、リベラルな機能を有する刑事法学に不可欠な市民的熟議を発展させることを狙い、論考を展開する。巻末に増田先生の略歴、業績一覧も収録。

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目次

はしがき

1 ドイツ刑法学における法益論――批判的一考察――[アルミン・エングレンダー(訳 小島秀夫)]
2 罪刑法定主義と法定された正当化事由[柏﨑早陽子]
3 規範違反説における結果の体系的位置づけと規範[江藤隆之]
4 正当化事由規定における「許容」の意味――正当化事情の錯誤に関連して――[小島秀夫]
5 医療における患者の自律と承諾能力[只木 誠]
6 HIV感染の刑罰化における主体と責任について[西迫大祐]
7 刑法における違法性と責任[松原芳博]
8 責任主義の思想と現代社会[伊東研祐]
9 ロボットの刑事責任――ロボット刑法(Roboterstrafrecht)序説――[川口浩一]
10 権利主体性の根拠をAI・ロボットから問い直す[小林史明]
11 刑事過失と民事過失の異同について[山本紘之]
12 過失犯の規範構造の解明に向けた一考察――とくに予見可能性と事実上の因果経過との関係について――[田村 翔]
13 不能犯における「行為規範と制裁規範の結合」[高橋則夫]
14 いわゆる「共謀の射程」と「教唆の射程」[照沼亮介]
15 連鎖的共犯について[松生光正]
16 刑罰のコミュニケーション的機能について――表出的刑罰論は第三の選択肢となり得るか――[竹内健互]
17 刑罰論から見た時効制度[飯島 暢]
18 逮捕・監禁に対する被害者の同意――児童虐待の事案をめぐって――[森永真綱]
19 領得罪と盗品等に関する罪[石井徹哉]
20 〈想起〉としての陳述とその虚偽性に関するスケッチ[長谷川裕寿]
21 「目的犯」と危険運転致死傷罪における「通行妨害目的」[松宮孝明]
22 営業秘密侵害罪の基本的性格とその課題について[内田幸隆]
23 オーストリアの刑事訴追制度についての予備的考察[黒澤 睦]
24 理性法としてのカント私法と不法回避技法 [赤岩順二]

増田豊先生 略歴
主要著作目録・学術賞
執筆者一覧

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