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「未解」のアフリカ

欺瞞のヨーロッパ史観

「未解」のアフリカ

私たちは「アフリカ」を知っているのか。従来のアフリカ観を根底からひっくり返し本物のアフリカ(国家、宗教、言語等々)を語る書。

著者、編者、訳者など 石川 薫
小浜 裕久
ジャンル 歴史・地理
ISBN 978-4-326-24847-6
出版年月 2018年1月
判型・ページ数 四六判・392ページ
定価 本体3,200円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

21世紀はアフリカの世紀、希望の大陸アフリカと言われているが、私たち日本人はアフリカのことをどれくらい知っているのだろうか。未開で開発途上の遅れた地域といったイメージであろうか。外交官時代にアフリカと深く関わってきた著者は「事実を事実としてとらえ」、従来のアフリカ本にはない特徴をもつアフリカ論を繰り広げる。

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目次

はしがき

序章 未解のアフリカを考える

第1章 私たちの知らないアフリカ
 1 アフリカは私たちにとって未解か
 2 アフリカと外部世界

第2章 砂漠の向こうの王国
 1 砂漠の向こうに生きる人々
 2 鉄器の広がり
 3 砂漠の向こうの帝国(飛鳥時代から関ヶ原まで栄えたアフリカの国々)
 コラム 森の民との沈黙の交易──金の仕入れ方

第3章 四百年続いた拉致と社会の崩壊
 1 なぜ奴隷が必要だったのか
 2 奴隷狩りの始まりと奴隷の位置付け
 3 奴隷貿易のアフリカへのインパクト
 4 奴隷の禁止
 コラム 砂糖とキャッサバ
 コラム 赤土の大地の農業開発と日本──セラード高原

第4章 神々の大陸アフリカ
 1 雨と豊作を乞い、先祖や偉人を祀り、森や山には神が宿る
 2 イスラム教の興りとアフリカへの伝播
 3 聖家族はアフリカに避難していた
 4 アフリカのキリスト教王国
 5 エチオピアにおけるキリスト教とイスラム教
 コラム 日本とエチオピア
 6 東西に走るイスラム教とキリスト教の境界線
 7 イスラム圏における世俗国家の重要性

第5章 ウェストファリアの呪縛──言語と国家
 1 文字と母語
 コラム 学校で教える「国語」とは何か
 2 「民族国家」とは何か
 3 アフリカの苦悩あるいはThe United States of Africa
 4 民族自決?
 コラム 国際語とは何か

第6章 教育は大事だと言われても
 1 なぜ学校に通えないのか
 2 アフリカの教育現場
 3 教育と食
 4 職業訓練の重要性

第7章 病との闘い
 1 国家と健康
 2 熱帯病
 3 エイズ・結核・マラリア
 4 熱帯病の根絶へ
 5 水と衛生

第8章 立ち上がる女性たち
 1 闘う女性たち
 2 母系社会の伝統
 コラム 風呂好きだったマリとソンガイの女性たち
 3 活躍する女性たち
 4 働く女性たち

第9章 ニュー・インダストリーの興隆
 1 アフリカの農業
 2 地元消費者が支えた酪農
 3 「ニュー・インダストリー」の影をチャンスに
 4 換金作物コーヒー

第10章 サブサハラ・アフリカの経済発展──Africa Rising?
 1 サブサハラ・アフリカの経済──アフリカは元気か?
 2 資源の呪い
 3 経済発展は不断の構造調整
 4 植民地主義・資源・まともな政府

あとがき
参考文献

索引

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