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情動の哲学入門 新刊

価値・道徳・生きる意味

情動の哲学入門

理性は補佐役、むしろ情動こそが主役である? 意識的な感情にとどまらない無数の名もなき情動とともに立ち現れる壮大な哲学的眺望。

著者、編者、訳者など 信原 幸弘
ジャンル 哲学・思想・倫理
ISBN 978-4-326-15450-0
出版年月 2017年11月
判型・ページ数 四六判・288ページ
定価 本体2,700円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

情動はときに誤り、害をもたらす。やはり理性に従って行動すべきなのか。理性的に生きることが幸福な生につながるのか。実はそうではない。情動こそが状況に相応しい行動を生み出すのであり、理性は情動の働きを調整しているというのが本当のところである。情動に着目することで新たな展開を見せる心の哲学の最前線。

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目次

はじめに

第Ⅰ部 価値と情動

第1章 立ち現れる価値的世界
 1 価値の身体的感受
 2 情動は価値への態度ではないだろうか
 3 身体の透明化

第2章 価値認識の究極的源泉
 1 価値は事実に付随する
 2 価値判断に情動は不要か
 3 情動の根源性

第3章 葛藤する心
 1 情動の合理性
 2 価値判断の体系性
 3 御しがたい情動

第Ⅱ部 道徳と情動

第4章 悲劇的ディレンマ
 1 正しい行為
 2 後悔と罪悪感
 3 悲しみと罪悪感
 4 意図的行為の可能性

第5章 道徳的修復
 1 どうしようもない悪
 2 赦し
 3 赦しえないもの
 4 それでも人である

第6章 道徳の二人称性
 1 足をどかせる二つのやり方
 2 理由と圧力
 3 二人称理由の権利
 4 反応的情動

第Ⅲ部 生きる意味と情動

第7章 感情労働
 1 感情労働とは何か
 2 隷属性
 3 自己洗練の妨害
 4 脱出の道

第8章 情動価と経験機械
 1 情動価とは何か
 2 奇妙な情動
 3 経験機械の謎を解く

第9章 自己物語
 1 物語とは何か
 2 人生と物語
 3 自己物語の客観性
 4 自己物語のフィクション化

あとがき
参考文献
索引

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