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アジアの中の日本国憲法

日韓関係と改憲論

アジアの中の日本国憲法

不戦の誓いとしての日本国憲法。東アジアの状況が揺らぐなか、アジアにおいてこの憲法が果たしている役割と意義を考える。

著者、編者、訳者など 李 京柱
ジャンル 政治
法律
ISBN 978-4-326-40340-0
出版年月 2017年7月
判型・ページ数 A5判・344ページ
定価 本体4,700円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

日本国憲法は日本のものでもあるが、9条の先駆性からすれば世界のもの、不戦の誓いという歴史性を考えればアジアのものとも言える。アジア、とくに韓国では9条をめぐる時事的なことについてどう考えられているのか。韓国憲法との比較も交え、アジアの中での日本国憲法の意義について論じる。

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目次

はしがき

第Ⅰ部 アジアと日本国憲法の制定

第一章 アジアにとっての日本国憲法
 1 「日本の安全」と「日本に対する安全」
 2 安保関連法と東アジア
 3 東アジアと「日本に対する安全」
 4 日本国憲法第九条とアジアの平和的未来

第二章 武力による憲法と武力によらない憲法の間
 1 近くて遠い国、そして憲法調査会
 2 武力による平和主義と韓国
 3 武力によらない日本国憲法
 4 「論憲」の今日的意味とアジアの平和

第三章 仲間入りの憲法――韓国からみた日本国憲法
 1 招魂式と改憲
 2 仲間入りの憲法と仲間外れの改憲
 3 憲法改正の限界と自民党の憲法改正案
 4 姿を消した平和的生存権
 5 平和の仲間に

第Ⅱ部 日本国憲法とアジア

第一章 韓国と日本の平和を語り合う――平和主義の現在と将来
 1 平和を論じる
 2 日本の平和主義が韓国の平和主義に語りかける平和的生存権
 3 韓国の平和主義が日本の平和主義に語りかける「平和外交」
 4 日本の外交に平和を望む
 5 東アジアの平和を担うべき韓国と日本

第二章 第九条、アジアのものになりえるか
 1 二〇〇五年、自民党「新憲法草案」の波長
 2 後ろ向きの日本の平和主義
 3 前向きの韓国の平和主義
 4 改憲、アジアのためになるのか
 5 信頼の岐路

第三章 東北アジアから見た憲法第九条の役割――韓国の平和運動を中心に
 1 「平和からの脱走」と「平和の熱望」
 2 平和主義の自立
 3 市民社会と平和
 4 韓国憲法の平和主義発見とその限界
 5 日本国憲法第九条と東北アジアの平和

第Ⅲ部 韓半島の平和とアジア

第一章 韓国憲法の平和主義、可能性と限界
 1 はじめに
 2 韓国憲法史と平和主義
 3 平和主義の構造と内容
 4 平和的生存権
 5 限界
 6 小括

第二章 韓半島緊張の原因と平和への道
 1 停戦六〇周年の韓半島
 2 北の外交国防政策
 3 南の外交と国防政策
 4 韓半島の平和体制のための実践策
 5 韓半島の平和のための憲法論
 6 むすびに代えて

第三章 韓半島の平和体制と日本
 1 はじめに
 2 平和協定の争点
 3 「南北基本合意書」と平和体制
 4 韓半島の平和体制の課題と日本

第四章 韓国における国家緊急権と有事法
 1 災害を名乗る日本の国家緊急権
 2 戒厳令
 3 緊急命令
 4 動員法としての諸有事法制
 5 むすび

あとがき
資料
年表
索引

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