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プライバシーなんていらない!? 新刊

情報社会における自由と安全

プライバシーなんていらない!?

「プライバシー」と「安全」が衝突したとき、われわれはいかに考え行動すべきか。プライバシーの本質的価値を浮き彫りにする啓蒙書。

著者、編者、訳者など ダニエル・J・ソロブ
大島 義則
松尾 剛行
成原 慧
赤坂 亮太
ジャンル 法律
ISBN 978-4-326-45110-4
出版年月 2017年4月
判型・ページ数 四六判・288ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

「やましいことがないのであれば、安全のために、あなたのプライバシーを開示するのは問題ないのでは?」。この問いを基点として、プライバシーの価値、安全との関係、憲法上の権利としてのプライバシーの性格、新しい技術との関係・対応について、豊富な具体例を通して詳細に論じる。危機に瀕するプライバシーを救うために。

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目次

はしがき

第1章 はじめに
 1-1 プライバシーと安全小史
 1-2 プライバシー、安全及び法
 1-3 見取り図

PART1 価値 我々はいかにプライバシーと安全の価値を評価し衡量すべきか

第2章 やましいことは何もない論
 2-1 私にやましいことは何もない
 2-2 プライバシーの理解
 2-3 やましいことは何もない論の問題
 2-4 血、死、プライバシー
 2-5 やましいことは何もない論の沈黙

第3章 全か無かの誤謬

第4章 敬譲の危険
 4-1 執行府は安全についてより高い能力を有しているか
 4-2 安全への脅威の評価
 4-3 セキュリティ・シアター
 4-4 敬譲しないほうが安全である理由

第5章 プライバシーが単なる個人的権利ではない理由
 5-1 社会的価値としてのプライバシー
 5-2 行動の監視

PART2 有事 法はいかに国家安全保障の問題を扱うべきか

第6章 振り子論
 6-1 不必要な犠牲
 6-2 犠牲の拒絶

第7章 国家安全保障論
 7-1 国家安全保障法
 7-2 厳密にいえば何が「国家安全保障」か
 7-3 不適切な「国家安全保障」の発動
 7-4 「国家安全保障」の主張を統制下に置き続ける

第8章 犯罪・諜報の区分を消滅させることの問題
 8-1 二つの規制システム
 8-2 犯罪・諜報の区分の消滅

第9章 戦争権限論と法の支配
 9-1 大統領は法律に違反してもいいのか
 9-2 秘匿の必要性
 9-3 国家安全保障局の令状なしの監視プログラムへの訴訟提起
 9-4 法の支配の崩壊

PART3 憲法上の権利 憲法はいかにプライバシーを保護すべきか

第10章 修正四条と秘匿パラダイム
 10-1 一文の規制システム
 10-2 いかなる場合に修正四条は保護を与えるのか

第11章 第三者提供の法理とデジタル事件記録
 11-1 一九七〇年代に戻る旅
 11-2 デジタル事件記録と今日における第三者提供の法理
 11-3 癒着と強制
 11-4 誤った理由づけと開かれた問い
 11-5 技術に追いつくこと
 11-6 情報時代における修正四条

第12章 プライバシーの合理的期待を探求することの失敗
 12-1 問いの立て方を変える
 12-2 プライバシーの合理的期待テスト
 12-3 プラグマティックなアプローチ
 12-4 遺伝子情報と偽計
 12-5 修正四条を再生させる

第13章 嫌疑なき捜索論
 13-1 なぜ相当な理由により裏づけられた令状を要求するのか
 13-2 手続は機能するのか
 13-3 令状と相当な理由を越えて

第14章 違法収集証拠排除法則を維持すべきか
 14-1 ドリー・マップの自宅の捜索
 14-2 なぜ違法収集証拠排除法則があるのか
 14-3 違法収集証拠排除法則に伴う問題
 14-4 解決に向けて
 14-5 違法収集証拠排除法則の廃棄

第15章 刑事手続法としての修正一条
 15-1 共通の歴史
 15-2 刑事手続と修正一条の権利
 15-3 修正一条の果たす新たな役割

PART4 新技術 法はいかに変化していく技術に対応すべきか

第16章 愛国者法を廃止すればプライバシーは回復するか
 16-1 愛国者法はインターネット・プライバシーを縮小したのか、それとも拡張したのか
 16-2 愛国者法二一五条と国家安全保障書簡
 16-3 愛国者法の象徴的意義

第17章 法と技術の問題と、議会に任せろ論
 17-1 議会に任せろ論
 17-2 それでは、私の電子メールは保護されているのだろうか
 17-3 法と技術の問題の解決

第18章 ビデオ監視と公共空間におけるプライバシー否定論
 18-1 なぜ法は公共空間におけるビデオ監視を規制しないのか
 18-2 監視を規制する

第19章 政府はデータ・マイニングに従事すべきか
 19-1 政府によるデータ・マイニングの発達
 19-2 データ・マイニングの問題
 19-3 どのような場合に政府はデータ・マイニングに従事することが許されるべきか
 19-4 データ・マイニングへの懐疑

第20章 ラッダイト論、タイタニック現象、そして問題解決戦略
 20-1 生体認証の期待と脅威
 20-2 タイタニック現象
 20-3 問題解決戦略
 20-4 気をつけるべきケース

第21章 結論

訳者あとがき

索引

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