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結婚差別の社会学 新刊

結婚差別の社会学

被差別部落出身者との恋愛や結婚を、出自を理由に反対する「結婚差別」。膨大な聞き取りデータの分析から、その実態を明らかにする。

著者、編者、訳者など 齋藤 直子
ジャンル 社会・女性
ISBN 978-4-326-65408-6
出版年月 2017年5月
判型・ページ数 四六判・312ページ
定価 本体2,000円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

被差別部落出身者との恋愛や結婚を、出自を理由に反対する「結婚差別」。部落出身者との結婚をめぐる家族間の対立、交渉、破局、和解などのプロセスを、膨大な聞き取りデータの分析から明らかに。同時に、結婚差別の相談・支援活動の事例から「乗り越え方」のヒントを探る。部落差別の根本問題を徹底的に調査研究した画期的な成果。

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目次

はじめに

第1章 部落問題とは何か
 1 部落問題とは何か・部落出身者とは誰か
 2 部落差別はもうない!?
 3 近年の部落差別事象

第2章 結婚差別はどのように分析されてきたか
 1 結婚差別の膨大な記録
 2 部落(同和)問題をめぐる意識調査・実態調査
 3 二〇〇〇年代以降の研究
 4 配偶者選択論と結婚差別

第3章 結婚差別のプロセス
 1 ひとつの事例から
 2 結婚差別問題のプロセスで起こること
 3 調査の概要

第4章 うちあけ
 1 うちあけるか、うちあけないか
 2 うちあけしなかったケース
 3 うちあけしたケース
 4 恋愛差別
 5 部落出身同士
 6 うちあけへの対処

第5章 親の反対
 1 結婚差別と親
 2 ひとつの事例から
 3 反対を受けなかったケース
 4 親の反対と交際の破局
 5 反対する親と縁を切る
 6 結婚に反対する理由
 7 親子仲は強まっているのか

第6章 カップルによる親の説得
 1 強い反対にどう対抗していくのか
 2 熱意
 3 人柄
 4 既成事実をつくる
 5 「縁切り」をする・ほのめかす
 6 弱いが粘り強く

第7章 親による条件付与
 1 消極的な容認
 2 栄さんのケース
 3 条件の類型
 4 条件付与にいたるさまざまなルート

第8章 結婚差別問題では何が争われているのか
 1 祝福をめぐる攻防
 2 「祝福」は不必要か
 3 「親戚」「世間」の効力
 4 「脱部落化」と「忌避の合理化」
 5 もちこされる差別

第9章 結婚後差別
 1 家庭内での差別
 2 「結婚後差別」のひとつのケース
 3 結婚後に出身が明らかになったケース
 4 「非告知」という条件の維持
 5 忌避の継続
 6 親の態度変容の可能性
 7 家族関係の安定と不安定

第10章 支援
 1 親との関係をどう考えるか
 2 支援の多様性を
 3 耳を傾けて、本人が決める
 4 部落問題と向き合う
 5 心理的なケア
 6 その後をみすえた支援を
 7 人をつなぐ

おわりに
参考文献
索引

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