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地方暮らしの幸福と若者 新刊

地方暮らしの幸福と若者

若者研究の「サイレント・マジョリティ」に光を当てる。豊富な社会調査データから、地方暮らしの幸福に注目が集まる時代を検証する。

著者、編者、訳者など 轡田 竜蔵
ジャンル 社会・女性
ISBN 978-4-326-65407-9
出版年月 2017年2月
判型・ページ数 四六判・416ページ
定価 本体3,600円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

本書は、日本の若者研究の文脈と、「地方暮らしの幸福」に関する議論の文脈とをかけ合わせた問題意識から出発し、地方暮らしの諸側面を総合的に捉え、その社会的課題を考察する。広島県内の「地方中枢拠点都市圏」と「条件不利地域圏」の二つの自治体の若者(20~30代)への質問紙調査とデプス・インタビュー調査から答えを探る。

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目次

序 章 本書のあらまし
 序-1 趣旨
 序-2 データと構成
 序-3 対照的な二つの調査地──「まち」の安芸郡府中町と「いなか」の三次市

第Ⅰ部 総論・理論編

第1章 総論:「地方暮らしの幸福論」の時代と若者
 1-1 若者の地方暮らしの描かれ方
 1-2 「地方暮らしの幸福」の捉え方
 1-3 小括──コミュニティの幸福ではなく、個人の潜在能力に着目する

第2章 「地方暮らしの若者」の社会的実態の分析視点
 2-1 「地方」の多様性をどう類型化するか
 2-2 「地方中枢拠点都市圏」の若者/「条件不利地域圏」の若者
 2-3 居住歴の多様性──「地元」中心のバイアスを避ける
 2-4 小括──行政区分ではなく、個人の生活圏から考える

第3章 「地方暮らしの幸福」の規定要因──広島二〇~三〇代調査の統計分析から
 3-1 地域間の満足度格差
 3-2 満足度格差と経済的要因
 3-3 満足度格差と存在論的要因
 3-4 小括──地域満足度と主観的な「暮らしの質」との違い

第Ⅱ部 各論・事例分析編
    〈デプス・インタビュー対象者の概要〉

第4章 地元定住/地域移動の事例分析(1)──地方中枢拠点都市圏(安芸郡府中町)の場合
 4-1 地元に残る/地元に戻る
 4-2 地域にひきつけられる
 4-3 小括──地方中枢拠点都市圏の求心力

第5章 地元定住/地域移動の事例分析(2)──条件不利地域圏(三次市)の場合
 5-1 地元に残る/地元に戻る
 5-2 地域にひきつけられる
 5-3 小括──条件不利地域圏の求心力

第6章 ライフスタイル──田舎志向と地方都市志向のあいだ
 6-1 統計データから見る「大都市志向」「地方都市志向」「田舎志向」
 6-2 地方中枢拠点都市圏(府中町)のライフスタイル
 6-3 条件不利地域圏(三次市)のライフスタイル
 6-4 小括──地域間格差ではなくモビリティ格差

第7章 働き方──「安定志向」とそのオルタナティブ
 7-1 統計データから見る仕事についての意識
 7-2 「働き方」についての事例分析
 7-3 小括──厳しい地域経済の情勢下での「働き方改革」


第8章 社会関係──ソーシャル志向と社会感覚
 8-1 社会関係の実態と意識──統計分析から
 8-2 「ソーシャル志向」の事例分析
 8-3 社会感覚についての事例分析
 8-4 小括──「幸福のジレンマ(個人の幸福と社会の幸福のずれ)」を見つめる

終 章 地方暮らしの幸福の成立条件
 終-1 本書の結論
 終-2 残された課題

あとがき
巻末資料
文献
デプス・インタビュー対象者索引
人名索引
事項索引

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