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中国の大国外交への道のり [現代中国地域研究叢書] 新刊

国際機関への対応をめぐって

中国の大国外交への道のり

中国は、これまでいかに国際秩序を認識してきたのか。また中国外交が国際機関によって異なる対応をとるのはなぜだろうか。

著者、編者、訳者など 吉川 純恵
ジャンル 政治
ISBN 978-4-326-34908-1
出版年月 2017年3月
判型・ページ数 A5判・208ページ
定価 本体4,000円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

既存の大国と新興の大国との間で対立が激化し、パワー・バランスが変化するときに、国際秩序は挑戦を受けるとよく言われる。なかでも巨大で、非民主主義国家の中国が大国化することは国際秩序に与えるインパクトが大きい。本書は国際機関を国際秩序を維持する装置と捉え、中国の対国際機関外交を実証的に分析する。

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目次

「現代中国地域研究叢書」刊行にあたって[天児慧]

序章 大国化する中国の外交をどう見るか
 1.研究の背景と問い
 2.先行研究の検討
 3.研究枠組みと仮説の提示
 4.本研究の独自性と意義
 5.研究方法と資料
 6.本書の構成

第1章 大国化がもたらした中国外交と中国国内の変化
 1.はじめに
 2.中国の大国化
 3.大国化した中国の外交の変化
 4.対外政策の決定に関わるアクターの多元化

第2章 中国の国連PKOへの積極参加
 1.はじめに
 2.1999年以前の国連PKOに対する消極姿勢
 3.2000年以降の積極的関与への転換
 4.政策転換の要因の探求
 5.おわりに

第3章 中国の世界貿易機関(WTO)のルール遵守状況と発言力向上への取り組み
 1.はじめに
 2.非市場経済国・中国のWTO加盟
 3.中国のWTOルールの遵守状況
 4.中国をめぐるWTO紛争の増加
 5.新たな国際貿易ルール作りへの中国の取り組み
 6.対応変化の要因分析
 7.おわりに

第4章 中国の国際人権条約,国連人権理事会,国際労働機関への対応変化
 1.はじめに
 2.中国にとっての人権:自由権か社会権か
 3.中国の人権をめぐる国連人権理事会での攻防
 4.中国と国際労働機関(ILO)
 5.おわりに

第5章 大国・中国の新たな外交――「海のシルクロード」構想と地方政府
 1.はじめに
 2.「一帯一路」構想発表の背景
 3.アジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立
 4.中国の海洋政策の変遷
 5.海洋政策の決定と地方政府:広東省を事例に
 6.おわりに

終章 中国の大国外交への道のり
 1.中国の国際機関外交の変遷
 2.大国外交の展開
 3.大国化した中国にいかに向き合うか

主要参考文献
あとがき
初出一覧
人名索引
事項索引

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