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ジオコスモスの変容 [bibliotheca hermetica叢書] 新刊

デカルトからライプニッツまでの地球論

ジオコスモスの変容

17世紀ヨーロッパの科学革命を生きた知識人は地球をどう考えていたのか。地球惑星科学の起源に肉迫する。

著者、編者、訳者など 山田 俊弘
ヒロ・ヒライ 編集
ジャンル 哲学・思想・倫理
ISBN 978-4-326-14829-5
出版年月 2017年2月
判型・ページ数 A5判・304ページ
定価 本体4,800円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

近代科学の創始者であるガリレオやニュートンが活躍した17世紀。天動説と地動説をめぐって論争が繰り広げられ、世界と歴史の理解が大きく変わったこの科学革命の時代に、知識人たちは化石、鉱物、火山活動、気象といったものから、地球がどのようなものだと考えていたのか。デンマーク人ステノを案内人に、「ジオ・コスモス」(大地の世界)観の変容を読み解く。

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目次

bibliotheca hermetica叢書の発刊によせて(ヒロ・ヒライ)

プロローグ──科学革命の時代の地球観
 1 地球をめぐる学問
 2 従来の研究と本書のアプローチ
 3 ステノの生涯

第一章 ルネサンスのジオコスモス
 1 ジオコスモスはどのように描かれたか
 2 アグリコラの鉱山学と地球論
 3 自然誌、鉱物誌、そして博物館
 4 コスモグラフィアとゲオグラフィア

第二章 デカルトと機械論的な地球像
 1 デカルトの地球論
 2 デカルトの地球論の背景と問題
 3 ガッサンディの地球論
 4 ステノにおけるデカルトとガッサンディ

第三章 キルヒャーの磁気と地下の世界
 1 キルヒャーのイタリア体験─碩学が生まれるまで
 2 地球論としての『マグネス』
 3 『マグネス』から『地下世界』へ
 4 ジオコスモスをめぐるキルヒャーとステノ

第四章 ウァレニウスの新しい地理学
 1 ウァレニウスの生涯と著作
 2 ウァレニウスの『一般地理学』
 3 新科学の影響とデカルト批判
 4 ウァレニウスとステノ

第五章 フックの地球観と地震論
 1 フックの地球論とその背景─鉱物コレクション
 2 『ミクログラフィア』と地球論
 3 フックの地震論──一六六八年の論説を中心に
 4 フックとステノ─自然誌と地球の年代学

第六章 ステノによる地球像とその背景
 1 『温泉について』
 2 『サメの頭部の解剖』
 3 『プロドロムス』
 4 ジオコスモスの変容と新しい地球論の意味

第七章 スピノザとステノ──聖書の歴史と地球の歴史
 1 聖書解釈の問題
 2 スピノザとステノの邂逅
 3 『プロドロムス』と『神学・政治論』
 4 聖書と地球についての歴史学

第八章 ライプニッツと地球の起源
 1 ライプニッツの地下世界への関心
 2 『プロトガイア』と原始地球
 3 ステノからライプニッツへ──両者の交流の背景
 4 歴史の総合を企てるライプニッツ

エピローグ
あとがき
初出一覧
図版一覧
文献一覧
人名索引

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