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ちょっと気になる社会保障 増補版 新刊

ちょっと気になる社会保障 増補版

社会保障というシステムの根本からわかりやすく教え、学ぶための入門書。収録データの更新ほか新たな「知識補給」を加えた第2版。

著者、編者、訳者など 権丈 善一
ジャンル 福祉・医療
ISBN 978-4-326-70096-7
出版年月 2017年2月
判型・ページ数 A5判・276ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

画期的入門書として話題をよんだ第1版に厚労省所得再分配調査等、社会保障にかかわるデータを最新のものに更新するほかあらたな「知識補給」を加えて構成した第2版。少子高齢化の進行により改革が迫られる日本の社会保障制度の現状をどのように把握し、未来をどのように設計すべきか。正しくデータを把握し、論理的に考えるために。

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目次

知識補給の増補版について

はじめに──社会保障なんか信用ならん?
拙著文献表

第1章 少子高齢化と社会保障
 少子高齢化と言えば
 就業者1人当たり人口の安定性と努力目標

第2章 社会保障は何のため?
 分配面における貢献原則の必要原則への修正
 将来の生産物への請求権を与える年金
 Output is centralという考え方

第3章 社会保障は誰のため?
 計数感覚に欠ける善良な市民
 生活保護と社会保険
 為政者の保身と社会保障政策
 救貧機能と防貧機能

第4章 社会保険と税
 社会保障政策の歴史的経験と制度の理念
 税による貧困救済の扶助原理
 社会保険誕生の意味
 公的年金保険と生活保護
 税と社会保険の財源調達力
 トレード・オフの関係にある制度の「普遍性」と「安定性」の価値

第5章 社会保険と民間保険
 リスクと不確実性
 制度設計における公平性への配慮

第6章 保険のリスク・ヘッジ機能
 安心を買うということの意味
 年金は保険であることを忘れさせた原因

第7章 長生きリスクとは
 おめでたい長寿がリスクってなにごと?

第8章 年金が実質価値を保障しようとしていることを説明することの難しさ
 年金って将来いくらもらえるのですか?
 公的年金論議のパラドクス
 社会経済の不確実性

第9章 結局,民間保険,社会保険,
 税の違いとは
 不確実性への対応と財政方式
 抑制と効率化の違い

第10章 社会保障がはたす3つの機能
 生活安定・向上,所得再分配,経済安定化
 生活安定・向上機能
 所得再分配機能
 経済安定化機能
 社会保障の持続可能性と社会保障の機能強化との間の
 政治変動

第11章 建設的な社会保障論議を阻んできた悪気のないストーリー
 世代間不公平論のおもしろさ
 心優しい人たちを惑わせた図──社会保障給付費の経費別割合の見方
 論者に政府を憎ませる根暗な考え方
 歴史を知り,制度を知るということ

第12章 もちろん留意すべき世代間の問題
 財政赤字の問題点としての世代間不公平

第13章 社会保障規模の国際比較と財政
 日本の社会保障って,国際的にはどんな感じ?
 将来の話は名目値では論じてはいけないという話

第14章 今進められている社会保障の改革とは?
 大切なことは,愚説に惑わされて改革を先送りしないこと
 子育て支援策
 医療介護の一体改革
 年金改革
 おわりに

【知識補給】
100年安心バカ
世銀と年金とワシントン・コンセンサス
日本の年金を世界がうらやましがっている理由
生活保護とブースターとしての年金
日本の年金の負担と給付の構造
投票者の合理的無知と資本主義的民主主義
保険としての年金の賢い活用法
保険方式と税方式──最低額が保障されない民主党最低保障年金?
社会全体で助け支え合うということ
高齢者の貧困救済と,いわゆる世代間格差との選択
社会保障に関するふたつの国民会議とは?
公的年金の財政検証,そして平成26年財政検証の意味
バカ発見器?のひとつ──スプレッドへの理解
「防貧」と「救貧」は異質──政策の実行可能性を考える
国民年金の未納者ってどんな人?
年金受給資格期間25年を短くすると,未納者は減り低年金者は減少するか?
右側の経済学と左側の経済学
あってよかった介護保険
守るべき国民医療とは何か
現在の高齢者から将来の高齢者への仕送りを進めよう
年金どじょうは何匹いるのかな?

図表一覧
事項索引
人名索引

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