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日本政治と合理的選択 [ポリティカル・サイエンス・クラシックス]

寡頭政治の制度的ダイナミクス1868-1932

日本政治と合理的選択
著者、編者、訳者など 河野 勝 監訳
M.ラムザイヤー
F.ローゼンブルース
ジャンル 政治
ISBN 978-4-326-30162-1
出版年月 2006年4月
判型・ページ数 A5判・272ページ
定価 本体3,600円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

維新の元勲から政党政治家へ、政党から軍部へ、戦前日本の政治支配の変動・不安定化を合理的選択理論にもとづいて分析する。

1997年の全米政治学会ブック・オヴ・ザ・イヤー、「日本政治研究」の分野をおおいに活性化させた研究書。戦前日本政治はなぜ制度的に機能不全に陥ってしまったのか。政治家の嗜好性や日本人の民族性、イデオロギー対立などではなく、アクター同士の相互作用とその帰結から解明する。

正誤表(PDF)

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目次

第1章 序説:合理的選択論と政治制度分析
1. 研究目的とその背景
2. 本書の概要
3. 研究課題

第2章 寡頭政治の崩壊:カルテル維持の失敗
1. はじめに
2. 登場人物
3. 制度設計の最初の試み
4. 寡頭政治の終焉
5. 結論

第3章 譲歩か見せかけか:明治憲法
1. はじめに
2. 憲法への道
3. 明治憲法下における議会
4. 明治憲法下における立法
5. 権力の分有をめぐる説明
6. 結論

第4章 選挙制度と政党間競争:政治的生存を求めての闘争
1. はじめに
2. 初期の制度
3. 1人区の復帰
4. 普通選挙権への道
5. 複数人区の復活
6. 複数人区の政治的論理
7. 複数人区単記非移譲式での選挙
8. 結論

第5章 官僚:誰が誰を支配していたのか
1. はじめに
2. 政治家と官僚:プリンシパル=エイジェント分析
3. 戦前期日本における官僚と政治家
4. 官僚:誰に奉仕したのか
5. 官僚の昇進に関する経験的データ
6. 結論

第6章 裁判所:誰が誰を監視したのか
1. はじめに
2. 制度の構造
3. 寡頭指導者による操作
4. 政治的操作
5. 司法の独立に関する実証理論
6. 判事と官僚
7. 結論

第7章 軍部:自らの運命を支配する者
1. はじめに
2. 初期の対立
3. 山県の改革
4. 集計データ
5. 政治における軍部
6. 戦略的な賭け
7. 結論

第8章 金融をめぐる政治
1. はじめに
2. 初期の銀行規制
3. 銀行法改正:1927年
4. 1927年の金融恐慌
5. 政治的手段としての金平価
6. 結論

第9章 鉄道をめぐる政治
1. はじめに
2. 明治期の鉄道
3. 運賃補助
4. 政府調達
5. 大正・昭和の鉄道
6. 結論

第10章 綿業をめぐる政治
1. はじめに
2. 産業
3. 織布カルテル
4. 紡績カルテル
5. 工場法
6. 結論

第11章 結論:制度と政治的コントロール
1. はじめに
2. 効率的な制度という神話
3. 官僚の自律性という神話
4. 結論

参考文献
訳者あとがき
人名索引/事項索引

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