移民大国イギリスの実験
学校と地域にみる多文化の現実
本書は、現在イギリスの最前線で起きている移民政策の変化を捉え、外国人が増加した時、隔離コミュニティを作り出さずに統合するための視点や、多様な文化的背景をもつ子どもの教育に求められることを考察する。グローバリゼーションの進展によりイギリスに起きている個々の現実の検証は、将来、日本の進む道を探る上で有益となろう。
はじめに
I部 葛藤する移民
第一章 変わる街の移住者たち
1節 アジア系に先行したエスニック集団
2節 増大するムスリムと活動組織
第二章 統合と変容する文化
1節 東のバングラタウン
2節 西のパンジャーブ
3節 培養される南アジアの文化
4節 「多文化」化と文化変容
第三章 認められた新しい宗教学校
1節 労働党の教育政策と信仰学校の行方
2節 増える信仰学校
3節 分裂する教育界
II部 難民の新世紀
第四章 押し寄せる難民
1節 「移民」から「難民」へ
2節 変わる難民への対応
第五章 難民からニューカマーへ
1節 新しい統合問題
2節 繰り返される外国人憎悪
III部 EUの深化と新しい市民権
第六章 EUのインパクト
1節 市民権教育の重視
2節 「貧困」から「社会的排除」へ
3節 学校教育からの社会的統合
第七章 「国民」への新しいハードル
1節 九・一一以降のイギリス
2節 新しい「帰化」制度の導入
参考文献
あとがき
索引
I部 葛藤する移民
第一章 変わる街の移住者たち
1節 アジア系に先行したエスニック集団
2節 増大するムスリムと活動組織
第二章 統合と変容する文化
1節 東のバングラタウン
2節 西のパンジャーブ
3節 培養される南アジアの文化
4節 「多文化」化と文化変容
第三章 認められた新しい宗教学校
1節 労働党の教育政策と信仰学校の行方
2節 増える信仰学校
3節 分裂する教育界
II部 難民の新世紀
第四章 押し寄せる難民
1節 「移民」から「難民」へ
2節 変わる難民への対応
第五章 難民からニューカマーへ
1節 新しい統合問題
2節 繰り返される外国人憎悪
III部 EUの深化と新しい市民権
第六章 EUのインパクト
1節 市民権教育の重視
2節 「貧困」から「社会的排除」へ
3節 学校教育からの社会的統合
第七章 「国民」への新しいハードル
1節 九・一一以降のイギリス
2節 新しい「帰化」制度の導入
参考文献
あとがき
索引
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